「あいしてる」
大きな体を抱きしめて形の良い耳に愛を吹き込んで羞恥に染まる首筋へ唇を一つ。
「あいしてる」
緩やかに弧を描くくちびるが艶やかで、くらりと目眩がした。
「あいしてる」
言葉を知らぬ獣のようにただそれだけを、
「解ったから、泣くな」
武骨な指先が目尻を優しく拭った。背に回された腕に痛いほど締められる。苦しい、痛い、筈なのに、嬉しくて悲しくて愛おしくて堪らなかった。
好きだ。
好きだ好きだ好きだ愛している愛している愛している愛している愛している愛している愛している愛している愛して愛している愛している愛している愛している愛している愛している愛している愛している愛している愛している愛している愛している愛している愛して
「小十郎、くるしい」
息、ができない。
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ヤンデレ−デレな気分なので。
地味に病んでる。
でも頑張る。