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sss小十郎





とりっくおあとりーと。
真面目な顔を崩すことなく舌足らずな発音でそう口にした小十郎に、男は目を丸くした。
どうしたのと返す男に素っ気なく相槌を寄越し、小十郎は男の隣へと腰を下ろす。
橙に滲む空へ視線を向けたまま黙りこくる小十郎に、男は眉尻を下げ、笑う。

珍しいな、何がだ、だって小十郎が。


「…悪いか」


「悪いわけ無いだろ」


くすくすと漏れる笑い声に、気を悪くしたのだろうか。
隣から聞こえた鋭い舌打ちに男を盗み見れば、少しだけ赤みを帯びた耳が見えた。


「政宗から聞いたのか」
「まぁな」
「お菓子が欲しいの、」


それとも、と。
微笑みながら、男は小十郎の肩に手を置き、柔らかく力を込めて畳へとその身を倒す。


「いたずらして欲しいのか」


馬鹿言え。
少し間が空いて吐かれた悪態とは裏腹に、背へ回された二本の腕がこそばゆい。
男はほのかに汗のにおいがする小十郎の首筋へ唇を寄せ、いただきますと冗談混じりに呟いた。




【Trick or 右目!!】


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sssけもみみ



先生先生と喘ぐような声に、何事かと振り返った俺はすぐにそれを後悔した。

椿が咲き誇る庭が見える廊下からどたどたと走り来るのは、慌てふためき取り乱す一人の男。
長い深紅の髪、冬の湖のような蒼く澄んだ瞳、程良く筋肉の付いた身体を着物にくるむ男の名は孤次郎である。
たいそう美形で羨ましいやら憎らしいやら…ことある毎に、このイケメンが!!と苦い気持ちになるのだが、その辺は大人の余裕と言おうか、何やかんやでやり過ごしている。


「なんだよ孤次郎、埃が立つだろ」
「ごめんなさい!」


読みかけの文庫に栞を挟み、身体を孤次郎へ向けた。
残念だが俺は洋服だ。
ジーンズにシャツのラフな格好は、純和風の家に居る所為もあってか孤次郎と並ぶと酷く不釣り合いに見える。

孤次郎は美麗な顔を歪め、悲しげな声でもう一度先生と呟き、前のめりになり顔を近づけてきた。
思わず仰け反りながらひきつった笑みを返すと、和装の男は可愛らしく唇を尖らせる。


「こじ、」
「人間のオスとオスが交尾できるとは本当なのですか!?」
「え、」


俺の肩を掴みがくがくと揺すりながらコンコン喚く孤次郎に絶句した。
誰だこのバカにバカな知識を植え付けたのは。
遠い目で現実逃避する俺にお構いなく、孤次郎はこうしちゃいられないと叫びながら着物の帯を一気に抜き去り、肌も露わに覆い被さる。


「愛してます先生…すきですあいしてます、先生、せんせぇ…美味しい…せんせぇの…汗…しょっぱくて…美味し…」
「馬鹿、やめ…!」


ぴちゃぴちゃと首筋を舐められ、吸われ、二の腕に鳥肌が立つ。


「メスは…わたしで良いよ先生…せんせぇがオスでわたしがメス…わたしはオスだけど先生のこと、あいしてるからぁ…愛してるからわたしと交」
「止めろっつってんだろこの馬鹿ギツネ!!」


手加減無しで眉間に拳をお見舞いすると、焦点のブレた目からぶわりと涙が零れ、孤次郎の身体が白い煙に隠された。
乱れた衣服を整え、足元で口をはくはくと開閉させながら畳を転げ回る赤毛の狐に溜め息を吐く。
子犬ほどの大きさの狐は小さな前足で額を押さえ、恨みがましく何で何でとコンコン鳴いた。


育て方を間違えたなと実感した。





―――――――――――
けもみみの男の子を飼育?教育?するアプリが有るんですが、ハマったので記念に。


先生→一人暮らしがだいぶ寂しくて何か飼いたかった。年はそろそろ三十路。


孤次郎→研究所から派遣?された擬人化できる動物。先生大好き。愛しちゃってる。性別はオス、人間で言えば二十歳前後な、赤毛の狐。夢は人間になって先生のお嫁さんになること。

お昼ご飯

手を抜いてカップ焼きそばにしようと思ったらお湯がない悲劇。
仕方ないので薬缶で沸かしてちょっと待とうと思ったら何故か粉末の調味料を先に入れてしまった




ちょwwwwwwwwおまwwwwwwwwww



どうしょうコレ、どうすれば……!?と一人でわちゃわちゃしてたけど、思い切ってフライパンで焼いてみたのがこれです。


上手に焼けました(*´∀`)

携帯が…

調子悪いみたいです。
さっきカメラ画面でフリーズした。
電源ボタン長押ししても反応無くて焦りました。
この携帯にして早二年…事故にあってから新調したのでもう二年も経つんだなぁとしみじみ思いました。
ボタンの反応もなんだかイマイチだし。
買い換え時なのだろうか…駄菓子菓子、違った、だがしかしスマホは嫌だ。
大きいからポケット入らないしキー操作めんどいし…と言うか使いこなせる自信がないよスマホ。


夜が明けたら秋冬新作の携帯でも見に行こうかな

sss友人帳、龍神

※会話のみ


くーきゅるるる


「…腹が減ったのか人の子よ」
「…うん」
「ふむ…、人の子は何を食べるのだ?」
「え?うんと…ハンバーグとか…」
「はんばあぐ?」
「お肉を丸めて…焼いた料理だよ」
「ふむ、肉か。だが己は水のもの故、火を扱えぬ。生の猪肉になるが、良いか?」
「だ、だめ!!」
「…そう頭を振るな人の子よ、取れてしまうぞ」
「お魚、とか!」
「魚か。あいわかった、暫し待つがよい」






「たんと食え人の子よ」
「…びちびちしてる」
「新鮮だろう」
「びちびち…して…る」
「何故泣く人の子。魚だぞ?ほら…美味いぞ?」
「…むり」
「無理か。猫の子は喜んだのだが…人の子とは難しいものだ。何なら食えるのか、とんと判らぬ」
「ごめんなさい…」
「気に病むことはない、これは己の知識が足らぬ所為。ふむ、木の実ならば食えるやもしれぬな、よし桃をやろう。己の好物だ」
「…いただきます」
「どうだ、美味いか」
「おいしい…、」
「おお…胸を覆う…この高揚感…ぬしの笑うた顔は、比類なく愛らしいな」
「ありがとう?」






夏目の笑みにムネきゅんした龍神様は三食桃にしたとかしないとか
龍神様にとって人は喋るペット感覚
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