※会話のみ


くーきゅるるる


「…腹が減ったのか人の子よ」
「…うん」
「ふむ…、人の子は何を食べるのだ?」
「え?うんと…ハンバーグとか…」
「はんばあぐ?」
「お肉を丸めて…焼いた料理だよ」
「ふむ、肉か。だが己は水のもの故、火を扱えぬ。生の猪肉になるが、良いか?」
「だ、だめ!!」
「…そう頭を振るな人の子よ、取れてしまうぞ」
「お魚、とか!」
「魚か。あいわかった、暫し待つがよい」






「たんと食え人の子よ」
「…びちびちしてる」
「新鮮だろう」
「びちびち…して…る」
「何故泣く人の子。魚だぞ?ほら…美味いぞ?」
「…むり」
「無理か。猫の子は喜んだのだが…人の子とは難しいものだ。何なら食えるのか、とんと判らぬ」
「ごめんなさい…」
「気に病むことはない、これは己の知識が足らぬ所為。ふむ、木の実ならば食えるやもしれぬな、よし桃をやろう。己の好物だ」
「…いただきます」
「どうだ、美味いか」
「おいしい…、」
「おお…胸を覆う…この高揚感…ぬしの笑うた顔は、比類なく愛らしいな」
「ありがとう?」






夏目の笑みにムネきゅんした龍神様は三食桃にしたとかしないとか
龍神様にとって人は喋るペット感覚