朝焼けの空が輝いている。
かすむ山々が、影をいっそう濃く眼前にたちふさがる。
その向こうににじむ朱色の霧の先からは、高らかな鳥のなきごえが響いていた。
大きく翼をひろげたピジョンが、羽音の残響を残して空へ消えていく。
枝を組み上げ、マッチを擦って火を起こす。
かわいた空気は、またたく間に炎を燃やして、白く煙を立ちのぼらせていった。
今年の1月にレサカ本を出してしばし、
マシュマロやBOOTHの方で、感想やコメントをよく頂きます。
「……は、っ」
突如脳をシェイクされたような衝撃に、意識が覚醒する。視界にひろがるのは、見慣れた執務室だ。
レインボーロケット団。アローラ地方にて次元を超えてよびだされたのではなかったか。
他地方で成功をおさめたという者たちと利害関係で手をくんだ、という記憶は真新しい。まぼろしというにはあまりにも強烈だった。
昼寝から目覚めたばかりにしても、身体はどっしりと重たい。ただの夢とかたづけるには、あまりにもリアリティに満ちていた。
実は、五月末くらいから、ちょっとしたスランプっぽいのになってました。
書きたいけど、書けない…
いいシチュエーションが浮かばない…みたいな感じで。
「そこのお兄さん、今夜どう?」
「……はっ?」
ポカン、と大口を開けたレンブに、まだ年若い青年は頬をゆがめて近よってきた。
時刻は夜。場所はヒウンシティスリムストリート。
生活用の備品を購入した帰り、時間短縮と路地裏を通ったのが災いしたらしい。
ぶしつけな視線を向けてきたうちの一人が、そんな声をレンブにかけてきたのだ。
青色のカーテンが、キラキラと宇宙のように輝いている。
ほのぼのとした、朝の空気。春になる前の温度のない風が、部屋の空気をそっとさらって浄化していった。
「ビートくん、お茶を……おや」
寒さがあたたかさへ移行する間際。繊細なその季節のはざまは、ふわふわとしたおぼつかなさも同時に運んでくる。
ここ数日、ポケモンリーグにて大健闘したビートは、さっそくそののどかな誘いに屈したようだった。
「クチナシさん、おれ、あんたのこと好きだぜ」
朝だ。めずらしく雨が止み、うっすらと日差しの入ったポー交番の室内。
ニャースとのんびり遊びながら、彼、グズマは唐突にそううそぶいた。
「……えっ?」
こちらといえば、アセロラが持ってきたどこかの野花をガラス瓶に放りこんでいるまっ最中だ。
男が男に抱かれるというのは、思うよりも簡単ではない。
手順自体も手間がかかるし、女性のように体だって柔らかくはない。
だが、知識があふれかえっている今の世の中であれば、まぁ、やろうとしてできないことはない。
しかし、今言っているのは精神の問題だ。
Twitterの海をさ迷っていたら、
好きなポケモン5匹でなんとやら、というタグを見つけて
つい語りたくなってしまったので、つらつらとここに書いていきたいと思います。