レサカのBL本は
【題】心臓を止めたい
【帯】黒いネクタイは息が詰まる
【書き出し】肉体に邪魔されず融け合うなんて甘美な妄想を止められずにいる。
です
#限界オタクのBL本
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”肉体に邪魔されず融け合うなんて甘美な妄想を止められずにいる。”
それは確か、街中でやたらと流れていた流行りの歌の一文だっただろうか。
イマドキの曲、というものに疎くなってから久しいが、なぜかそのワンフレーズばかりが強調されるように流れていて、ひどく耳に残ったことを覚えている。
グズクチへのお題は足元とサイレンサーです。
#お題ガチャ
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ゴトッ
重い音を立てて、テーブルから物体が落ちた。
「オイ、なんか落ち……て、あぁ?」
交番のソファを占領していたグズマの足元に滑るように落下したもの。
黒い手のひらサイズの銃火器が、にぶい光を反射していた。
「なんっ……これ、あんたのか?」
ゲーチスさんの悪の団イベントが来たら…! と思ってもそもそ書いてたお話です。
アクゲーへのお題は『愛なんて綺麗なものじゃない』です。
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※パシオにアクロマさんが来てる設定です
「…………チッ」
失敗だ。Nを利用してキュレムを強化する方法はあっさりと無に帰した。利用できると思っていたあの男にも簡単に裏切られ、そのうえ、騙した息子に庇われる始末。あまりに滑稽すぎて、もはや笑みすら出てこない。
こんなはずではなかった。全ては順調だったはずだ。
「カット! そこまで!」
晴れわたった青空の下に、監督の声が響きわたった。夏の暑い空気のなか、カチンコの音がいっそう遠くこだまする。
場所は、イッシュ地方のすでに廃駅となった田舎町だ。観客も少なく、役者数名と撮影人員だけでひとは少ない。
「今日はここまでね。明日のスケジュールは打ち合わせの通りだから、またよろしく」
「はいっ」
貴方はギマレンで『最大級の口説き文句』をお題にして140文字SSを書いてください。
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「…………」
背後から視線を感じる。ここパシオにて再び出会った男。元同僚である彼ギーマとは、もともとそれなりに親交はあった。
彼が『人生最大の賭け』とやらに敗北しイッシュ地方を去り、もう二度と会うことはないかもしれないと、少々寂しい思いもしたものだ。
「はっきり言っておく。……おれは、あんたに欲情する」
「……は」
面と向かっての開口一番。
数年ぶりに再会した息子は、赤い瞳を伏せて、言った。
「……なんだって?」
「あんたに、性欲を抱いてる。……抱きたいとさえ、思ってるってことさ」
聞き間違い。そう、ごまかす隙すら与えられることはなかった。