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大殿ss

※エロい
※酷い
※大トロ×主♂
※美味しくいただかれてる







こと艶事に関して、主である毛利元就は衰えを感じさせる気配がない。
己よりもはるかに重い身体をその細腕で軽々と揺すぶり、昂らせ、追い詰める手並みには舌を巻くものがある。

また他事かい、と。
常より色めいた声が降ると共に最奥をごりごりと削られ、黒狼の喉奥から喘ぎには程遠い獣じみた呻きが漏れ出でる。
鍛えども鍛えられぬ柔肉を嬉々として抉り、ぬちゃぬちゃと徒に魔羅を出しては入れる主の眼は、凪いだ水面の如く穏やかで、酷く恐ろしい。
戦の熱を冷ます為、と申し訳なさげに組伏せられてからというもの、元就は事有る毎に理由をつけては黒狼の身体を暴いた。
殿様からの下知であれば、逆らうべくもあらず。
致し方無しに足を開いていたが、慣らされ、焦らされ、躾られ、はたと気付けばこの様である。
何が面白くて男の体など貪るのか。
落とし胤を疎ましく思い男色へ走るのならば、若く柔らかい小姓を抱けばよいものを。


まだ余計なことを考えられるようだねと言うや否や、一際強く内壁を突かれ黒狼は目を見開き大きく仰け反る。
太い首筋へ歯を立てられれば、度重なるまぐわいにすっかり蜜壺へ変えられてしまった尻穴がうねうねと肉棒をねぶる。
なんと浅ましく淫らな肉だろう。
嫌なら逃げればいいのにと言った小さな人影が、脳裏に浮かび、掠れて消えた。


痛い、熱い、苦しい、気持ちがいい。
繋げられた場所から互いの熱が往き来し、嫌が応にも内の内からどろどろと溶かされてしまう。
まるで蜘蛛の巣に絡め取られた羽虫のようだ。
見えない糸が、がんじがらめに心を縛っている。
何があろうと、この男から逃れることはできないのだ。
男が死ぬまでだろうか、はたまた飽きてしまうまでかもしれない。
それとも、死霊となり果てても尚…。

喰い縛っていた敷布を離し、黒狼は胸一杯に息を吸う。
口を開けた際に低すぎる嬌声が溢れたが、最早圧し殺すことはしなかった。
痛みは快楽へと変えられてしまった。
後戻りなど出来はしない。

あ、あ、あ、と誰に憚ることなく啼く黒狼へ、涙袋に縁取られた双眸を優しげに歪め、元就はうっそりと微笑んだ。





陥落
(やっと手に入れる事が出来たよ)
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