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大殿sss

※ぬるいエロ
※主♂=黒狼
※主♂×元就










涙袋、一重瞼の垂れ目、きらきら輝く黒い瞳、白髪混じりの癖毛、傾いだ烏帽子、ふくふくとした耳たぶ、ぽやぽやとした雰囲気、目元に刻まれた笑い皺、雪ではしゃぐ童のような姿、面倒だなと項垂れる物臭なところ、気がつけばすぐ書物に埋まって寝ている、雨が降れば書を読み、空が晴れれば畑を耕し、夜は膝を付き合わせ冗長な歴史話を嬉々として語る。


真っ黒な手の私、と口にした元就の、かさついた指先へそっと唇を寄せた。
恐る恐る、確かめるように、胸を締め付けるいとおしさを伝えるように、一つ、また一つと口付けを落とす。
すがるように見上げた元就の瞳は、嬉しそうに細められていた。

烏帽子を紐解き、ほどいた髪に指を差し入れ、頭の形をなぞってゆく。
くすぐったいのだろうか、元就の喉がくつくつと鳴った。
米神、額、一重の瞼、くっきりとした鼻筋、薄い唇。
ちゅ、ちゅ…と音をたてながら接吻をする黒狼の頭を、元就は、私をおいていかないでと静かに抱いた。
筋張った首筋を食み、紅いしるしを散らせる。
ぷっくりと存在を主張する胸の飾りへ吸い付けば、未知の感覚に震える体が愛しい。


「ん、黒狼…、君は…悪趣味だよ。あっ、ん、こんな…老体に、欲を…ん、持つ、なんて」


渋好みにも、程がある。
ふあ、あ、と甘くまろやかな喘ぎの合間に漏れた言葉に苦く笑い、黒狼は腰を緩やかに動かした。
弓を扱う故に力が強いのだろうか、真っ黒な元就の手がぎちぎちと背に食い込む様すら愛しい。
愛しているよ、私の黒狼。
達する刹那、蕩けた瞳を快楽に歪ませながら笑った元就に、黒狼ははらはらと涙を流した。



【世界の果てにて死人が二人】
(喉が詰まって、睦言すら吐けやしない)




死んだフリかます大殿と庵でイチャイチャ
信頼のイベントに触発されました大殿かわええ。
イベントの選択肢全部見たくて傷心の大殿に言葉で鞭打つ日々です。
きつい。
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