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ss携帯



定期調整に横たわる己が携帯を横目に見つつ、男は眼前の局員に口を開いた。


「なあ阿近、この伝令神機ってこれ一体しかないのか」


人型伝令神機が普及しつつある尸魂界でも異色を放つ製造番号:五壱零六、通称小十郎が男の所有物となり結構な時間が経つが、回りを見渡せど同じ様な機種を見付けることは出来なかった。


「アンタん所のは最期の試作品だからな」
「試作品?」


そうだ、と頷き商品録とは別の冊子を取り出した阿近は、仰々しく紅い血文字でマル秘と書かれた其を男の前に晒す。
付箋の張られた頁を男が捲ると、そこには己の携帯が絵姿付きで載せられていた。


「今のヒトガタになるまでにゃ相当の改良が成されてきた」


煙管の煙をたゆたわせ、阿近はついと目線を下げる。
細く長い指でこつりと紙面を叩き、白衣の局員は眉間に皺を寄せた。


「試作の品は…全部で十体。各々が特化した能力を備え、持ち主の趣向を汲むような設計になってる。アンタの小十郎は最後に作られた最新最優の機種だ」


秘されている割りにはぞんざいな作りの冊子へ記された文に目を通し、男は驚嘆の声を上げた。
自立思考に特化した人工知能、限りなくヒトに近い成分で出来た器、容量は過去に所有していたどの神機より多く、霊力は零番隊の隊員と比べても遜色が無い。


「こりゃ兵器だぞ…凄いの作ったなぁ。手前で考える頭があって、御する死神より性能が良いんじゃ…廃棄確実だろ」
「だからこそ小十郎はアンタの物なのさ」
「だろうな…そして試作は打ち切られた、か」
「今の神機は当然持ち主より脆弱に出来てる、最低限の知能だけを持った、正に『良い携帯』って訳だ」
「禁忌に片足突っ込むどころの話じゃねえぞ」


苦渋の色を隠すことなく、最強最古の死神は苛立たしげに舌を打つ。
耳に馴染んだ和笛の旋律に男が台上を見やれば、点検が終わり半身を起こした携帯が澄んだ双眸で男を見据えていた。

果たして、小十郎はカラクリを埋め込まれたヒトなのか、限りなくヒトを模したカラクリなのか。
判断などつけるわけもなく、男はうっそりと溜め息を吐いた。


「おはよう小十郎」
「ああ、おはよう」


【外部秘取説:試作品事情】
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ss携帯




「あれ、おかしいな」


自室で己の携帯と向かい合い、男はしきりに首を捻っていた。
先程からとある番号を求め人型伝令神機…小十郎の中を探しているのだが、一行に見当たる気配がない。
うっかり落として着けてしまった頬傷に掌を宛がい、端正なかんばせをゆるく左右に動かしてみるのだが、焦げ茶の眸が映すのは持ち主の顔ばかりである。
男はもう一度電話帳を開き、怪訝そうに唸りを上げた。


「なぁ小十郎、華那多の番号知らないか」


あと陽太と隼人と山茶花と優馬と菫と…。
そう付け足しながら、男は消えた連絡先の共通点に合点がいった。
無くなったのは馴染みの男娼やそういった店の者で、要するに男の遊び相手である。
客として金払いも良く、紳士的で優しいと評判な男は正に引く手数多であり、それ故相手の連絡先も星の数ほど蓄えがあったのだが、それが一晩でまっさらになってしまっていたのだ。
これはもう自然現象では有り得ないと確信し、男は小十郎を視線で問い詰めた。
小十郎は一拍考えるようなそぶりを見せ、そうして今思い出しましたとでも言うかのように、いけしゃあしゃあと宣った。


「…ああそれか、くしゃみしたら消えちまった」


悪びれもせず『すまねえな』と嘯く小十郎に、男はちょっと待ってくれと脱力した。


【取説:悋気機能付きです】


注意!解除はできません

Fate/Zero!


咬ませ戦闘機キタアアアアアアアア!!!
ぬるぬるぐちゅぐちゅのイカが…
ああああディルムッドー!!
やっぱりイケメンだなぁ…幸運はEだが。

主はいませりー!!
龍ちゃんラブリー


今回のOPに疾走感がないのは後々の展開を予想するようで……鬱(´;ω;`)
段々脱落するよ、段々…ね。
これも全て時臣の所為。
ヤングエースのポスター欲しい。

ギル様は髪の毛あげてた方がいい。

雁夜おじと時臣の距離はそのまま考えの違いを表してる希ガス
絶対に交わらない事を表現してるんだろうなぁ
魔術師としては至極真っ当なんだろうが父親としてはアレな時臣。
時臣は魔術師として大成して欲しいって桜を養子に出したけど、桜を苗床にしか見てない事は知らなかったと思いたい。

見てるだけな綺礼

こりゃバレるよ龍ちゃん
マスターの確率60%って言ってたけどこんなにはしゃいでたら気づくよね
聖杯戦争で一番幸せなマスターがお亡くなりになられました。

何でこんなに短いの30分…
ああダメだアインツベルンの夫婦好きすぎる。
切嗣は幸せになるべき。


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