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むくちなひつじ

※下品
※J→主×クリ
※6はジェイク組と一緒→油田からBSAAに合流だった
 







下世話な話になるが、男に好かれる男には二つのタイプがある。
穴として好かれるタイプか、竿として好かれるタイプか、である。
前者がクリスであり、後者が、考えたくはないが俺のことらしい。
バーで知り合ったゲイの友人は俺とクリスを見て、はしゃぎながら熱く語ってくれた。
当時は俺もクリスもノーマルな性癖だったので、抱いてみたいし抱かれてみたいわとウインクされた時はそっちの道の恐ろしさに思わず前と後ろを押さえてしまったのだが、今となってはもう笑い話にもならない。
フリーで狙われんなら二人でくっついときゃ余計なちょっかいは掛からんだろうHAHAHA!なんて肩組んで頬寄せて軽いノリでじゃれあっていたら、いつのまにか手を繋いでて、いつのまにかキスなんてしちゃってて、いつのまにか身体を重ねていた。
クリスがネコだった。
相性は抜群だった。
泣きたい。
気付いたときにはクレアに兄さんをよろしく御願いしますなんて言われてて、揃いのリングこさえてたクリスにプロポーズされた。
いや確かに同性婚認められたしアメリカの国籍持ってるしクリスを愛してるし問題ないんだけどなにこれ流されるにも程があるだろ俺。


「余裕じゃねえか」
「そう見えるか」


そんな俺は何故か今散々セクハラと言うかお前が欲しい宣言をしてきたありとあらゆる事件の元凶であるウェスカーことグラサン野郎の忘れ形見にマウントポジションを取られていた。
ちょ、首筋吸うのやめてくれクリスに殴られる。
大方、父親が執着していた相手と言う人間に興味があったのだろうが、なんかだんだん雲行きが怪しくなってきた。
肉感的なジェイクの紅い舌が、荒れている己の唇をべろりと舐める。
とてつもない膂力で挟まれた胴体が軋みを上げ始めているのだが、頼むから手加減してくれないだろうか、君は武器欄に格闘があるんだからあいたたたた。
アラフォーのおじさんそろそろ死んじゃう。


「楽しもうぜユーゴ、」


なァに、特別に金は要らねぇさと。
鋭い瞳を弓なりにしたジェイクに最近の若い子の思考はわからんと諦めにも似た溜め息を吐き、助けてシェリーと、ここには居ないキュートなエージェントへPDAでSOSを飛ばした。
そんでどうかクリスには内密に御願いします、あの太い腕で殴られたら俺はヘッドショットされたゾンビのごとく破裂しかねない。


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