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書けるうちに

地獄のような一日でした。
怒声が響いて泣き声が止まないんです。
三階に上って指差された方を見たら、はっきりと津波が見えました。
海水がきらきらと光を反射していました。
実家が流されたと泣き出した人が居ました、父親は死んでいるだろうと半ば自棄になっている人も居ました。
事務所の後かたづけ中も余震は収まらず、上司の逃げろと言う声が耳にこびり付いていて離れません。
家に帰りたかったのですが、余震が続くことから暫く動かずにいろと指示され、安否を確認しようにも電話は通じません。
思うように動けない祖父と、か弱い祖母がどうなったのか、一人実家を切りもりする母がどうなったのかさっぱり判らず、ただ逃げることで精一杯でした。
見渡せば道路は至る所で陥没しているし、塀も門も崩れて瓦は飛んでいるし、私の車の右に停車していた車のフロントガラスが粉々に、左にいた車はボンネットが凹んでボコボコに。
幸い奇跡的に私の車は無事でした。
倒壊物に怯えつつ家へ戻る途中、友達の無事を確かめるため電話。
元気そうな声がしてほっと安心しました。

またもや奇跡的にと言うしかないのですが、ガラスが割れることも崩れることもなく家人は全て無事でした。
コップが殆ど割れウイスキーなどのお酒類も割れて、業務用冷蔵庫の中はぐちゃぐちゃで異臭を放っておりましたが…
片づけに夜半までかかり、漸く一段落着いても余震余震…
テレビを見たら千年に一度だの阪神の180倍だのそりゃもう招かれざる客臭がプンプンしました。
これはまだ宮城県沖じゃないと言われたときは脱力です。
そうこうするうちに連絡が取れなかった最後の友人、柳に電話が繋がり本当にほっとしました。

スーパーの前は水を求める人でいっぱいです。

やっと確保するも籠を持ってなかったので、脇から延びてくる人の手が二本三本とペットボトル持って行くのをただ見てるだけで…
しかも気づけば流血してるし。
ささくれがぶち破れました。
いてて。
また揺れてる…仕事出てこいと言われましたが今無理な状況ですよ本当に。
行くけど午後から。
行ったけど、津波警報出ました。
大津波だってー
死んじゃうう…
津波は誤報で結局生きてましたが、今度は放射能漏れらしく避難勧告が出ました。
明朝八時に何処へ何で行けばいいのか知らされます。
被爆された方は原発の隣町の住人だと言うことでした、私の住居は20q離れた所にあるので大丈夫だとは言われてるのですが…

正直不安で不安でしゃーないです。




消防が集結しました。津波警報の時です。


アスファルトがボロボロ。踏むとぱきぱき音がします。

以下私信

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