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EXTRAザビ男紅茶

※ふぇてぃっしゅ
※ザビ男が成り行きで変態に












賭けをしないか、と。
もはや何周目なのか数えることを止めてしまった聖杯戦争の現相棒へ声をかけた。
二振りの夫婦剣を構えたままのアーチャーは怪訝そうに面白い形の眉を寄せた。


「随分な余裕じゃないかマスター」


刺のある声音だったが、根が優しく心配性なアーチャーは、自分に調子に乗るなと言いたいのだろう。
苦笑を返し、こっそりと溜め息を吐く。
既に七回戦のモラトリアム真っ最中だったが、メタな発言をするならもうぶっちゃけ飽きたのだ。

始めの何十回かは凹んだ。
悲しかったり寂しかったり、それでも未来があるのだと喜んだりもした。
けれど段々と、そんな感情も消えてしまった。
繰り返す度に自分を忘れてしまうサーヴァント、時々細かな変更はあるが大概変わらない顔ぶれ、友人を殺し師を殺し幼女を殺し宗教家または道化師を殺し暗殺者を殺し親友を殺し未完の王を殺し自分を殺す。
命を預け、背中を任せた何者にも代えがたい従者はそ知らぬ顔で選定に現れ、後を託した少女は何食わぬ顔で何の興味もない瞳で此方を見る。
何回も何回も何十回も何百回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も。


よく病まなかったものだと自分でも感心する。
岸波白野の精神構造は意外なほどにタフなのである。


賭けって言うより、勝負かな。

「おまえと私が?」

そう。出てくるエネミーをPK方式で倒すんだ。

「ふむ」

アーチャーは指示無しで完封、俺は指示ミス無しの完封。エネミーから一発貰ったら終了、やり遂げた方が勝ち。

「…なるほどな。しかし今そんな下らん遊びにかまけている暇など無いだろうマスター」

…そうかなぁ。じゃあ勝った方が負けた方に令呪みたいに絶対命令出せるようにしよう。

「はぁ…おまえは頑固だからな。良いだろう、勝敗の見える戦いだが、それでマスターの気が晴れるのならば」

おぉ自信満々だ。

「当たり前だ。さて、マスターへの絶対命令とはまた…何に使わせてもらおうか」


口の端に皮肉を滲ませる紅い弓兵にヘラリとした笑みを向ける。
ふはははは…甘い…甘いぞアーチャー、その油断が命取りだ!本当にこの従者は詰めが甘くてチョロいと思う。
七ノ海のエネミーはスキル持ちが多く、見極めが困難だ。
一階層もしくはモラトリアム後半ならまだしも、パターン把握が済んでいない二回層が始まったばかりの今、アーチャーが完封するのは難しい。
対して此方は、全エネミー全パターン開示済みで過去何回か隠しボスの怪物も倒している。
再度ぶっちゃければ完全なズルである。
何を命令しようかな☆とワクワクしてしまうのも仕方がないことだ。

結果は言うまでもなかった。


じゃあ、いただきます。


剥き出しの親指をちゅぷっと口に含んだ。
引き吊ったような声が頭上から落ちる。


「ななななな何をするんだマスター!!止めないか!!見るだけだと言っただろ!?洗ってないんだぞ!?アリーナを走り回ったあとなんだぞ!?あまつさえ私はブーツなんだ!!考え直したま…ひっ」


ぐにぐにと歯を立てて指の股を舐める。
アーチャーの肌は度重なる投影魔術の行使によって浅黒くなったらしい。
それならば、見えない部分の皮膚はどうなんだろうと言う疑問から持ち出したのが今回の賭けだったのだが、いざ目の当たりにしたアーチャーの素足は、何と言うか、美味しそうだった。
ミルクチョコレート色のがっしりした指に乗る、ピンクの爪は、形もよく照りもあり滑らかで。
齧ってみたいなぁ、と欲望のままに啜ってみたのだが、あんまり美味しくない。
成る程しょっぱいし独特の匂いがするが、嫌いではない。


「ふっ…ン、…ます、たー、くぅっ」


何より、びくびくと震えながらあうあうしている涙目のアーチャーが堪らない。
余裕ぶっこいてノリノリで乗った勝負にあっさりと負け、強制力のない口約束の絶対命令に逆らえず必死に羞恥を耐えるムチムチのサーヴァント…


ああそうかこれが愉悦、と。
自分も何か大事なものを失ったような気がしないでもなかったが、とりあえず口内の指を順に舐めていく。


いつか月の裏側のどこかで見た神父が、せせら笑いを浮かべた気がした。

暑……

外に並ぶの暑すぎる…
でも雨じゃなくてよかった(=´∀`=)
イベ終わったら漁りに池袋ー!!
の前に着替えるー…
ここまで汗かいたの初めてだ。
新陳代謝が良くなってるんだろうか

病弱wwwwwwww

耳が遠くなったので耳鼻科へ行ったら突発性難聴だって診断されましたwwwwwwww
夜更かし禁止wwwwwwww
ストレス禁止wwwwwwww
音楽聞けないwwwwwwww

ストレス溜まるわぁ…

CCC感想…紅茶無垢心

※ぼんやりとした盛大なネタバレ有り
※ザビ男紅茶√を心底楽しみにしてる方はブラウザバック推奨
※朧気ながら紅茶台詞のネタバレ有るよ!




















なんというかもう、なんと言うかもうっ…!!!!
見ず知らずの本能すらメロメロに溶かすザビ男のイケメン魂どうなってるの?
紅茶の本能も「お前はそんなに私を消したいのか!」とか「無害だと思ったら騙された!」とかwwwちょwwwおまwwwwwwwwww


最初は「お前なんか知らねーよ」でSAN値ザクザク削られました。
限りなく赤弓に近い感じ。
悲痛に喘ぐザビ男、でも紅茶には何も言いません。
再会したとき紅茶に同じ思いを味わわせた自分だけは、決して問い詰めたりしてはいけないと。

悲痛を飲み込んでレリーフ(腰が細いわ胸は豊かだわ色んな所が見えそうで見えない無駄にエロいレリーフ)へ向かうザビ男。

死にたくなければ止めろ、俺を消したいなら他の方法を考えろそれなら協力してやっても良いから戻ってこいと止める本能。
今度は自分が紅茶を迎えにいく番だと進み続けるザビ男。
足の感覚がなくなったけど【歩く】事が出来るなら問題ないと言い切り、
視界が暗くなれば、アーチャーが見えなくなると困るから消えたのが目の半分でよかったと言い切り、
腹部吹き飛んでも、身体が軽くなったからスピードを速められると喜び、
このペースならギリギリ頭が残るくらいで向こうに着けると安堵する。

頭だけしか残らねえのかよとか、頭だけでどうする気なんだよとか聞くのは野暮っすねザビ男ェ…
とにかく1にアーチャー2にアーチャー、3、4もアーチャー5もアーチャー
決して折れず、全身全霊でアーチャーへ向かうザビ男に本能が折れます

「おまえの背中を知っている」
責務を果たせよマスターと、シェイプシフターへ刃を翳す本能。
レリーフへ手を宛がい、ザビ男が叫ぶ。

――来い、アーチャー!!

割れるレリーフ、飛び出すクール&ワイルドな紅茶(理性)。
赤原礼装が良かったとかそんなことはないけど、漸くよーやく!!紅茶と会えました。
よくも私のマスターに無体を働いたな犬空間とかふざけんなと怒髪天な紅茶が宝具でシェイプシフターをフルボッコ。
なにこれ燃える。
さらに萌える。

このあとのザビ男ワッショイとデレがまた凄い。
「男を上げすぎだ」
「才気煥発…褒めすぎか」
「据わった顔をするようになった」

ザビ男好きなのは解った、解ったから…糖分過多ですよ紅茶さん


【私のマスター】とか【我がマスター】とかが地味に嬉しい。
生前の私(士郎)より往生際が悪いと本人から認定されたザビ男、没個性主人公なんて居なかったんや…

弓女主も好きだけど一番はやっぱり男主弓なんだよ!!
聖杯戦争中紅茶の背中を見て育ったザビ男が、今度は紅茶を背に敵へと立ち向かう。
まだまだ青いながらも【背中を預けるに相応しい男】に育ったザビ男を感慨深く見詰める紅茶…王道が美味しいよォオオオ!!!!!!

鯖だから鱒だから、男同士だから、幽霊とデータだから、と自分の気持ちを鋼鉄の理性で捩じ伏せ本音をひた隠す紅茶の葛藤を打ち壊しての男主弓!!
人類のセイギノミカタから、ザビ男のセイギノミカタになるセラフでのやり取りが萌え死ぬぐらい燃える。
優先順位はとうに変わっていると言うことだ、とかもうお前ら結婚しろ。
ザビーズと絡む紅茶はどうしてもヒロインに見えてしまう。

士郎さんと会って欲しいなお月さま主従で。
でろでろな鱒充紅茶に「アレは…本当に俺なのか」と頭抱えて欲しい



紅茶√もう何周かしよう。

sssザビ男紅茶






物言わぬ抑止の守護者へと愛を囁く。
光の無い目を見つめ、傷付いた手を取る。


「アーチャー」
「覚えてないだろうけど、俺はお前のマスターだったんだ」
「最高のパートナーだって、お前も言ってたんだぞ」
「道具マニアだってことも知ってるし」
「奉仕体質だってのも知ってるし」
「お互い女難だって笑ったりもした」



「人類を守りたくて、アーチャーが自分から此処に来たことも知ってる」
「だから、【助けにきた】訳じゃない」
「完全に俺の我が儘だ」
「アーチャー、」
「また、俺を選んでほしい」
「アリーナを駆け回ったときみたいに」
「月の裏側を駆け抜けたときみたいに」
「セイギノミカタに最低なことを願ってる自覚はある」
「けど、お前なら解るだろ?」
「俺、大概諦めが悪くてしつこいんだ」
「なあ、アーチャー」



また、あの日のように、
全-ジンルイ-と、一-オレ-を、天秤にかけてくれないか。




(こんどはおれが、あたたかくてやさしいおまえを、まもるから)
(だっておれは、せいぎのみかたのみかた)
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