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向けられた紅い瞳から目を逸らせない。
ゆらゆらと揺れるそれは、いつか見た夕焼けの色に似ていた。


「ねえ、兄さん。貴方は僕らを捨てちゃいけないんだよ。だって貴方が僕らを生かしたんだから。拾って来たんだから。僕らは兄さんの物なんだよ、だったら兄さんは僕らを守らなくちゃ。そうでしょう?だから殺さないで、不幸にしないで、誰にも傷付けさせないで。これは義務だよ兄さん、拾ったのなら最後まで面倒を見なきゃ駄目だよ。僕たちは兄さんを裏切らない、例え天地が逆さになろうと僕らだけは兄さんを見捨てない、僕らだけが兄さんの味方。ねえ兄さん、約束してね。僕達を助けて、僕達を守って、ずっと兄さんの家族でいさせて、僕達をずっとずっとずっとずっと愛してね、大好きな大好きな僕の兄さん」



【呪詛にも似た呪縛】



―――――――――――

ナチュラルに病んでる義弟(家族代表)と人知れず病んでる夢主。
血よりも濃い絆。
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