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ss

※そこはかとなくエロス





岩肌へ直に打ち込まれた楔を軋らせ暴れる当人は、抵抗がまるで無駄だと理解していないのであろう。
若しくは全て理解した上でそれでも足掻いてやろうと言う腹積もりなのだろうか、だとしたらとても不愉快だ、と。
愉悦のみを浮かせた厭らしい表情で、男は不精髭の浮く頬を張る。
一度、二度。
肉が肉を叩く乾いた音が光の射さぬ穴蔵に響く。
両頬を真っ赤に腫らせた男の、長い前髪から覗く鋭い双眸に、背筋がぞくぞくと震えた。


深く根本まで突き刺した楔は、男が暴れた所でぴくりともしない。
堅い鎧の隙間に刃を差し込み、紐を斬る。
地に落ちた具足を興奮した面持ちで見つめ、舌なめずりで唇を湿らせた。



骨髄
(独占欲、または支配欲)
(どちらがどう違うのか)(白濁にまみれた巨躯を延々と揺さぶりながら)(快楽に焦げる頭の隅でぼんやりと考える振りをする)

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ツボった

カラオケで友人が歌ったボカロ曲にハマりました。

茄子好きの武士が踊ったりするのとか、赤飯のカボチャとか凄くね?
カボチャエンドレスにしてる。
次のカラオケで茄子武士とカボチャ歌うからなぁああ!!
鳥肌ものの音楽に出会えるって素敵だ。

ss-御主人の言うことにゃ、-



「橙慈郎、」


日に透けて綺羅々々と輝く銀の御髪を視界の端に捉え、軋むような痛みを訴える胸をやり過ごし、男は主の白く美しいかんばせを見詰めた。


「御主、」


ともすれば掠れてしまいそうな己が声に気付いているのか、いないのか。
主と呼ばれた若き青年はただ涼しげな眼を男へ向けるばかりであった。









「…御主、手前の膝ならば御気の済むまでお貸しいたしますので眠くなる度に斬首で地べたへ引きずり倒すのはお止めいただけないでしょうか」


野生の獣のような引き締まった三成の足に重さが加わり、物理的に胸が痛い。
豊臣軍で石田三成の左腕と称される男、蜂須賀橙慈郎鷹信は胸中でこっそりと涙を流した。



日輪を背負い口元を歪ませる主は何が楽しくて毎度毎度己を構い倒すのだろうか、と。
縁側に体を落ち着けた従者は膝上の頭を恭しげに撫でながら溜息を吐いた。
恐れ多いこの行為も命じられてしまえば逆らえない。
男は今日も主の機嫌を損ねぬよう、細心の注意を払いながら指を動かすのだった。




御主人の言うことにゃ
(一つ、寝るときは殺人蜂の膝枕)





―――――――――
設定
・蜂須賀×××鷹信
(変換部は諱)
・三成部下主
・三成が豊臣全盛期、秀吉直々に賜った部下
・年齢は官兵衛と同じかそれより上
・体つきはガテン系
・忠誠心の固まりだが同時に蜂須賀家の当主であるため、放逐されたときには茫然自失としながらも別の就職先を探した
・三成の呼び方は「御主(オシュ)」、三成からの呼び方は諱を呼び捨て
・戦場での通り名は「殺人蜂」ダサいので未だに渾名を付けた人間の感性を疑っている



何となくだが受っぽいなこの人(笑)
攻でも行けそ…無理か?
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