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お祭りなう

焼き鳥やら焼きそばやら…お腹減ったな(ρ_;)


ss西軍主




余計なことをしてくれたものだ。
積み重なった書簡、格子の嵌った窓から差し込む陽光にちらちらと埃が光る。
主を亡くした部屋に閉じこもって二日目の事であった。
つり上がった目を細めつつ、男は欠伸を噛み殺す。


余計なことをしてくれたものだ。
眉間に皺を刻み、胸中で繰り返し繰り返しそう呟く男は、失った友を悼み、失わせた男を悼み、亡くしてしまった弟を悼んだ。
あと少しだった。
強固な意志を内側から食い破り、寄生し、修正し、泰平へ泰平へと押し流すまで、ほんの刹那の間だったのだ。
ある意味埋伏の毒とも言える、けれど決して損にはならぬ、そんな策を、否、策とも言えぬちゃちな思想が、事を成そうとしていたのに。

昇る日に悪態を吐き、隈の浮いているであろう目周りを指で揉む。
寄る年波には勝てぬなと苦笑しながら、痛みを伴った心地よさにほうと息を漏らす男の耳に、だんだんと床板を踏みしめる足音が届いた。

厚い肩をびくりと揺らし、男は整った眉を垂らす。
幼き頃より変わりなく、寧ろ執着の色を増す声音が己の名を呼んでいる。


最早出来ることは限られた。


曖昧模糊な野望を載せた描きかけの地図をくしゃりと丸め、屑籠へと放り投げた。









―――――――――――
三成の兄主人公。
・なかなかのがっちり体型
・豊臣に仕官
・石田の家は継いでない(弟の補佐に回った)
・家康も弟みたいなノリ
・三成大好き
・三成からもヤンデレな感じ(兄ちゃん大好き)
・三成&大谷は悪ガキ扱い
・黒田と同期
・黒田と飲み仲間


秀吉と半兵衛へ中庸政策をサブリミナルし、強い国≠民の幸で民の幸こそが富国へと繋がる確たる道だと説いていた。
耳を傾け始めていた二人が途中で死亡→再び乱世で振り出しに戻る。
大谷に家康んとこ行くんだろ的なことを言われたが、否定。
西軍ほっといたら復讐心と、望む不幸!しかいねーだろ、天下取ったとき行く末不安すぎるからと西軍に残る。
(東軍には家康が居るから、西軍東軍どっちが勝ってもまともな世に辛うじて導ける)



三成キてるよ三成。
憎悪リンチで笑ってしまった。
兄上って呼ばれたいだけです。
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