紅茶ネタ






ステンドグラスが割れた。
甲高く澄んだ破裂音の中、風をはらんだ赤い外套が視界を埋め尽くす。
フォーカスが定まり、揺らぎは消えた。
細かな硝子片のスターダストが、綺羅々々と目前に佇むその姿を彩る。

男の目が自分を射抜いた。

極限まで鍛えられた鋼のような瞳の色が倒れ伏す自分へと注がれ、そうして岸波白野の全ては男に囚われたのだ。
心臓を素手で抜き取られるような衝撃に我知らず胸元を握り締め、口内に溜まった唾液を飲み下した。



【hero complex】


デレるまでの男主人公と紅茶の駆け引きやらリンへの淡い恋心やらそれを掻き消すほどの紅茶への憧憬
ダン卿との戦いで紅茶に恥じない男になると決意して進んでいく。
紅茶の背中で育つ男主の話
アンジェリカ・ゲージの手前で階段の先に立つザビ男が紅茶と同じ目線で並び、


俺は、アーチャーに恥じない男になれただろうか。

「たわけ。今更惚けたことを聞くな。おまえは、最高のパートナーだよ」

ありがとうアーチャー、やっぱりアーチャーは俺のヒーローだ


未練なんか何もないような穏やかな顔で電子の海にどぼん

仕方無いから一緒に居てやると追っかけてきた紅茶と水中でハイタッチ