ふと目に止まった本に手を伸ばして読んでみたら面白かったので、一つご紹介をば。
森/絵/都さんの「つきのふね」
何かにつけて不安定な中学生と不思議な大人のお話です。
中学生の時って、どんな事で悩んだり喜んだりしたんだっけなぁ…
くだらないことで傷付いたり、傷付けたり、もうあんまり思い出せなくなってしまったけど確かにそんな時があったって思い出せるような本です。
切ないけどほんわか出来る。
読後の満足感が心地良い。
値段も手頃で、ワンコイン出せばお釣りの来る薄型文庫本。
表紙もシックに決まっていてお洒落です。
何だろう、この…人に勧めたくなる感じ。
……何で家にあったんだろう?
何でこんなにほのぼのするのか判った。
直前に横溝正史の「悪魔の手鞠唄」と「悪魔が来たりて笛を吹く」を読んでたからだ。
泥沼な人間関係から救われた様な気がしたんだ絶対。