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ss-羊-

直立不動の囚人にはねつけられ、悔しながらに独房から背を向けた俺の頬が、馴染みの白でべったりと汚れた。
青臭い其れを指先で拭い取れば、元凶である囚人―名はミッグスと言った―が何時の間に脱いだのか全裸で、恍惚の表情を浮かべている。


「清紫郎、此方へ来なさい」


深く、少しかさついた声がおいでおいでと手招きしている。
一刻も早く顔を洗いたかったのだが、怒気を孕んだその音に意図せず足が踵を返す。


「ああ、すまなかった清紫郎。無礼なことをした、赦しておくれ」


此方へ、と囁きながら眉を垂らし労るように、ハンニバル・レクター博士(史上最悪の食人鬼、ガラスには近付くなと看守に釘を刺されていた)は分厚いガラス越しに佇む俺の頬をなぞる。


「お詫びに良いことを教えよう」

「ビルのことでしょうか博士」

「君はせっかちだな清紫郎」


くつり、博士の喉が鳴り表情に愉快さが混じる。


「急がば回れと言うだろう?」


久しく耳にしていない完璧な発音の日本語に興味をそそられつつ、博士の言った名前を深く脳に刻みつけた。


(っていうか、何で俺が博士担当なんですかクロフォード課長!!!!)

政宗さま

ハンニバルに日本文化が出てきたのにはびっくりですが、


ムラサキ夫人(日本人)の祖先がダテムネさまだって知っとっと?
しかし映画では甲冑の前立てが月の形じゃないんだもん。
鎧というか中途半端なジャポニズムにがっかりだが、若き日のハンニバルはなんと美人なのだろうか。


うあああ…ちょ…一撃で首落とすとか…プロでも難しいのに何この子!!!
しかも魚見て呟いた「美味そう」が半端なくエロい。
映画化した本において例外なく本→映画→本の順番が良いですよ。
まず原作で流れの骨格を作り上げ、登場人物を映画で肉付けし(好みじゃなければ妄想で補ってしまいます)、再度原作を熟読すること色と装飾を加えると、ちょっと救いようのないぐらい腐った、いい感じに出来上がります。


非礼は許してはなりませぬ…
此処だけ何故口調が戦国時代風味。
ムラサキ夫人は中国の女優じゃなくて日本の小雪さんに…もしくはナカマユキエさん辺りにやってもらえば雰囲気出るのに。

レクター役の吹き替えの声優さん良い声だなぁ…
そしてグッジョブ俳優。
美人過ぎる俳優。
だが端折りすぎたことが多すぎてストーリーが何が何だか解らないぞ映画版ライジング!!
例えばハンニバルが孤児院を脱走したとき既に18だったり、引き取られる前に叔父さんが死んでたり、糞便の中に歯がなかったり……



原作ハンニバルの終わり方があんまりにもあんまりだったので…まさかクラリスがあんな、ね。
ちょっと強引だったって言うか、アレはないよ……いや、置いとこう。


俳優さん格好いい、
マジで好みです俳優さん。
…顔長いけど。

サスペンスDS


何やかんやで第一章をクリアしました。
しかしアレは中身詰めすぎだと想うんだマジで。
最後の実の兄妹設定は必要なのか?
結婚させねぇと突っ張る親父にまさかとは思ってたけど、期待通りと言えば期待通りな展開。
旅情に近い謎解き結構面白い。

羊たちの沈黙

グチグチ








試験勉強をするため籠もっていた図書館で、あまりにもマナーの悪い中三がおりました。
試験勉強用スペースで喋る喋る。
しかもその内容ったら聞いてるこっちの顔から火が出るようなおバカな内容。


(髪の色で面接落ちるって!)
(塩素で色落ちしたって事でいいんじゃねー?)
(家の風呂塩素入ってるんですぅ)
(家の水道には塩素流れてるんですってさぁー!!)
(ウケるー!)
(ま、ダメなら他んトコ行きゃあいいんじゃねー?)
(ギャハハハ!!!そーだねー!!)


ダルダルの小汚いスウェットに身を包んだ彼女らは近くのコンビニから大量にお菓子を買い込み、飲食禁止のコーナーで頭の軽そうな男子等と馬鹿騒ぎしながらむしゃむしゃと食ってました。


昔自分もあんな感じだったのかなぁ…もっとましだったと思いたい。
ふざけるのが悪いとは言わないけどさ、TPOっつーのを考えよーぜ糞ガキ共。
隣のコーコーセーが射殺さんばかりに君らを見てるぞ、マジで塩素飲んで死ねとか言ってんぞ。
まぁ私も同意だがな。


図書館ではお静かに、後常識だが携帯はマナーモードな。
メール受信の大音量二回繰り返して「あたし馬鹿だ〜」とか笑ってんじゃねえっつの。
大丈夫アンタらの頭空っぽだってみんな知ってるから。


隣にいる人間が全くの他人で、必ずしも君らに好意的じゃないって事を学んで欲しい。







話は変わるが「羊たちの沈黙」。
初めは映画で知ったのだが、文庫を読んでみるとこれまた面白い。

和訳ならではの回りくどい言い回しが、クラリス及びバッファロゥ・ビルやレクター博士のキャラクターなど物事の異質な感じを高めている。
物語の後半、博士の脱走劇は他の本で何度か見た手口にもかかわらず、膝を叩いて巧い考えだと笑ってしまった(無論多少目を瞑りたくなる描写ではあるのだが、余り気にならない)。

はて、映画でも脱走していたかしら?
レッド・ドラゴンも図書館にリクエストしたし、三部作まとめてDVD借りよっと。
(←テストはどうした)

さらに帰りに寄ったゲームショップで西村きょうたろサスペンスDS第二弾(特価:\980)購入。
ウハウハしながら謎解きしてます。
新かわえぇ…
加えてDS庭球の学園祭の放蕩熊本弁にゾッコン。
か、格好良いじゃまいかちとせぇえええ!!!



まぁ…でも一番関心あんのは

新米FBI(標準装備:不憫、頭良いけど馬鹿)×レクター博士(完全なる捕食者、主人公=不味そうな暇つぶしの玩具扱い、ただしベロちゅうで味わうタンは美味)とかかな。


緊張の余り初めてした会話が「人間って何処が一番美味しいんですか?」
クラリスに拳固で殴られ吹っ飛ぶ主人公テラ涙目(笑)
博士人知れず大爆笑…とか。

大人の余裕満ち溢れるザ・カニバル・ハニバル。
やってることはアレですが…レクター博士大好きっす。
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