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晩酌

まっこい梅酒のソーダ割うまー!
ロックも美味しいけどこの季節は冷たいソーダが素晴らしい。
明日外回りの仕事だけどなー!

今の時期外回りって…被曝の前に雑草の種でクシャミ出るっての。



小耳に挟んだのですが、個人的に好いて止まない時代劇が漸くDVD化したとかなんとか。
……………まじかる。
TSUTAYAに居られるのであろうか、小汚い浪人、千石様…
三人のうちで一番好きだよ役所さん。
若い役所さんの小汚い感じがきゅんきゅんします。
ぼっさぼさのポニテ、ヨレヨレの着物、女運の無さ、オカルトに好かれる体質、怖がりで目先の欲にコロッと騙される単純な性格。
千石一筋だったなぁ…
面白いよ三匹シリーズ
有ったら借りてこよう。



何かの海外ドラマの吹き替えで信長様の中の人がケツ蹴飛ばされてぶるぁって言ってたwwww
いろいろ混じっとるwwww

sss act.0【三席、四席】

※誰得な隊員紹介小話




何かに引かれ、暗がりに足を止めた。
見下ろす男の羽織を掴むのは痩せた子供である。埃で汚れた浅黒い肌に目ばかりが大きくぎらぎらと光っている。
場違いなほど艶やかな紅い着物に枯れ枝のような四肢をくるんだ子供は、息も絶え絶え男を誘う。
上手くやれる、気持ちよくしてあげる、何でもする、何だってできる、だからお願い、


「アタシを買ってちょうだい」


整った面差しであろう子供の頬には、乾いた涙の痕が瘡蓋のように張り付いている。
ひび割れた唇から漏れる掠れ声に鼓膜をくすぐられ、男は笑った。


「いいだろう、言い値で買ってやる。ただし、」


そこに隠れているもう一人も一緒にだ。
群青の双眸を歪めくつくつと喉を鳴らす男に、痩せこけた子供は泣き出しそうな顔であの子は違うのと繰り返した。
違う違うあの子は違う。
紅い着物の子供は汚れた髪を振り乱し、腕を広げ背後を庇う。
拙い威嚇を気にも止めず、男は草むらへ横たわる小さな身体を持ち上げた。
離してお願いと脚に縋る紅を担ぎ上げ、背に零を負う男は上機嫌に暗闇へと歩を進める。



【三席:明里朱李/四席:明里儒李】



「あの時はホント、死んじゃうかと思ったわ」
「食べ物、感謝」

目に鮮やかな紅の小袖がゆらりと舞う。
湯気の立つ茶碗を恐る恐る引き寄せ、渦中の男はそうだっけかと空惚けた。


「そうよぉ。だってアタシ、あのままイヤらしい事されるんだとばっかり思ってたんだから」
「そーいや…、殴る蹴る噛み付く引っ掻く…家に着いたらどこの不埒者とかち合ったんだって散々小言言われたな」
「必死だったのよ」


だから猛烈に抵抗したワと上品に笑う小袖の男は、着物に似合わぬ鍛え抜かれた腕をするりと男へ絡ませる。
熱い茶に舌をやられたらしい男、零番隊隊長雪代來海は鬱陶しげに筋肉質の腕を見やり、溜息を吐いてせんべいを齧った。
耳に心地よい低い声が甘えるように男の役を呼ぶ。
來海はばりばりとせんべいを頬張り、お前の鯛焼き無くなるぞと呟いた。


「ちょっと儒李、あんた其れアタシの鯛焼き!」
「謝罪、のち、開き直り」
「開き直るんじゃないわよ!…ちょ、もう…口から出しなさいよ!!」
「出す、すなわち嘔吐」
「この万年欠食男!」
「刀抜くなら外でやれよ」


ぎゃいぎゃいと騒ぐ兄の猛攻をどこ吹く風で受け流し、瓜二つの顔をヤル気のない様子で彩った儒李は蜂蜜色の瞳でちろりと來海を見、はにかみながら小さく手を振る。
唐突な行動に何ら動じることなく來海は手を振り返し、中身の残るせんべいの袋を弟の手にそっと手渡した。


「せんべい、好物」
「食べられる物なら何でも好きだろお前」
「ちょっと何二人で通じ合ってんのよ…」
「儒李が天然なのは昔からだろ」
「答えになってないわよ」


ぷりぷりと怒る男に育て方間違ったかなと遠い目をし、來海はもう一度溜息を吐いた。

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