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ss

アニパニ(伊達編)





――――――待て。
まてまてまてまてぇえ!!

起き抜けで違和感のある腕を、頭と尻に何度も宛がい、襦袢がはだけるのも構わずバタバタと世話しなく動かし、脱力した。


何かな、頭に有る二つのふかふかは。
何かな、尻に有るふっさもさな毛は。


自室を矢のように飛び出し鏡の設置された洗面所を目指す。
途中で聞いた黄色い声は気のせいだ。野太い声も気のせいだ。

方々の体で鏡の前に立ち、ついに崩れ落ちた。


「何だよコレ、何で俺耳と尻尾付いてるの……」



ちらりと視線を下に遣れば、気分に忠実なのか、へにゃりとへたった尻尾。
すがるように鏡を見れば、以前どこかで目にしたことの有る大型の西洋種のような、立派な犬耳が頭からにょきりと生えている。

恐る恐る尻尾を掴み、引く。
鋭い痛みと共に作り物ではないと言う実感がじわじわ沸き上がる、ついでに、尻尾にはちゃんと実が入ってた。



「原因は……アイツだな」


考えるまでもない、鉄だ。
昨日珍しく行商に現れたと思ったら怪しい飴を試作品だからとタダで置いていった、御抱え万屋のアイツだ。
怪しげな金魚から公式の奴隷まで、何でも買います何でも売りますが信条の鉄なら可笑しくない。
というかあの飴以外元凶思いつかな…………



「ああぁああぁあ!!!!」



やっばいんじゃないだろうか、昨日飴を食べたのはノリノリだった政宗と、政宗に喰わされた俺、それから、無理矢理口に突っ込まれていた小十郎。

二人とも餌食になっている可能性が高い、って言うか十割なっている。

取り敢えずこっから近いのは小十郎だと目星を付けて、走り出した。




ああもう

先を越されたっ……


ドラマ血の月曜日で出た爆弾、『中性子爆弾』は斬魄刀の卍解用に考えていたのですが……抜かった、原作マンガをチエックしておけば良かった……

中性子爆弾とは、私も専門じゃ無いんで詳しくは知らないのですが、建築物は無傷で生き物だけを綺麗さっぱり消してしまう兵器らしいです。
軍の基地や武器等をそのままに、無人と化した拠点を乗っとることが出来るので重宝されたとか。


因みに爆弾の存在を初めて知ったのは血の月曜日ではなく、数年前に少女マンガで見つけたからです。面白そうだと思ったのでメモっていたのですが…さっさと出せば良かった……

元になった少女漫画ですが、屁理屈っぽい屁理屈が沢山あって面白い作品です。
BLに嵌まった切っ掛けでもあります。



だーれが殺したクックロビン♪


ss(会話のみ)


「おい、茶が入ったぞ、冷めねぇうちに飲め」

「わ、ありがとな小十郎。ありがとついでで悪いんだけど、お茶請けある?
腹減っちゃって……」

「ああ、煎餅で構わねぇか……今は昼か……いいか、なるべく早く喰え」

「(早く……?)せんべえ好きだけど、」

「Hey來海、それくれ。
眠くてたまらねぇ……」

「ままままま政宗様っ!!??」

「あれ、政宗、お仕事は終わったの?」

「おふこー……す、」

「あはは、欠伸混じりだな、ちゃんと寝てるのか?」

「Ah……今から寝る、の前に茶、くれ」

「いいよ、俺はあとで煎れてもらうから。
小十郎、政宗にあげ……」

「うらぁっ!!」
(庭に向かって全力投球)

「「何してんだ小十郎ーーっ!!!」」

「(チッ)……いえ、羽虫が浮いていましたので…」

「ああああああ俺の湯飲みぃいい(骨董市の掘り出し物)!!!」

「(何か入れてた何か入れてた絶対入ってるよな小十郎っ!!)OH……気にすんな」

「湯飲みぃっ!!」

「Ah〜、買ってやるもっとイイの買ってやるから落ち込むなよ來海……
美味そうだなこの煎餅、一枚貰、」

「なりませんぞ政宗様ァアア!!!」
(穿月で煎餅真っ二つ)

「Nooooooo!!!
髪、髪っ…頬掠ったぞ小十郎!!」
(頬っぺた流血)

「どこの馬の骨が持ち寄ったものとも解らぬ代物を口になさるとは何事ですか!!小十郎は悲しゅう御座います!!」

「今まさにその馬の骨に真っ二つにされかけたんだけどな小十郎、何してたんだお前って言うか俺また邪魔したのか小十郎、」

「……俺、何食わされそうになったの、」









昼飲んで夜に効く、
怪しい商人から手に入れた、死神仕様の媚薬、兼、催淫剤。
己が下とか上とかはもうどうでもイイ、とにかく何らかの変化が欲しかった。
淫らによがる相手に跨がってみたいが、無理矢理暴かれるのも嫌じゃないかもしれない29歳。


何処かの魔王じゃないけれど、人間50年らしいから、そろそろ色々焦り始めた29歳。

なんとか

免許が取れました。


苦節半年と三ヶ月……車との相性が悪いのか何なのか…ようやく取ることができました。
まぁ…乗れる車が無いですけれどね(笑)



暖かいお言葉で励ましてくださった方々、陰ながら応援してくださった方々に感謝を。
ありがとうございました!!




ところで、
女子高生二人組がなにやらキャラキャラお喋りしていたのですが





「平日なのに高校生しか居ないよね、」

「男はA系みたいなの混じってるけど高校生だね、」

「女の子は全員間違いなく絶対に高校生だよ」

「まぁ…成人は居ないみたいだね、最近シーズンだし当たり前かもねー」








…………………Oh、
(メロンクリームソーダ噴出寸前)


おぜうさん、わたくし一応成人でござい。


あれか、化粧っ気も無くジーパンにアメリカ屋のジャケット、春スキー用のオレンジジャンパーが駄目なのか。
それとも頭陀袋化しつつあるボロい布バック(\1、980)が駄目なのか。





免許の写真を当日撮るとは露知らず、完全無防備。
武装せずに出掛けるもんじゃないな………



もうすでに更新したい………

更新:徒然草

戦国徒然草
〇真夜中の純潔
小十郎:113p〜114p

※微破廉恥、×主風味
嫌な方はバックプリーズ
(生殺しについて本気出して考えてみた)








苦節6ヶ月、免許の実地試験が受かったので、火曜に学科試験です。

有給取って都会に繰り出すぞ、おー!



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