蜂が好きです。
ローズマリーに巣作り中のアシナガバチをねこと石の次くらいに可愛がっています。
………………………だいたい毎年妨害に遇い罪もない卵の虐殺を強いられます(-_-;)
温和な性格で、普通に暮らしてたら人間の脅威になることなどまずありません。
アシナガバチは肉食性で花木につく食害虫のほとんどを肉団子にして食べてくれる習性を持つので、花木が多い地帯ほどこいつがいなければ花木はヤク漬けで沈黙の春になります。
アシナガバチに限ったことではありませんが、基本こちらが攻撃しない限り理由もなく攻撃してくる生物はヒトだけです。
わたしは自分がキイロスズメバチのチャーハンでも食べたいのでなければ何の利益もない虐殺などしたくありません。
どうしても生かしてはおけぬと言うなら殺したい奴が手を下せばいい。なぜそれをしない。
醜悪でえげつない人間の思考、特に非論理的な感情は理解できません。
美しい昆虫と愚かな人間展を開きたいくらい蜂ほど美しい昆虫はなかなかいないと思います。
現にわたしは毎年甘いものを食べてうっとりしているスズメバチをうっとり眺めていますが、生まれてこのかたスズメバチから攻撃を受けたことなどありません。
琉球名物エラブーというウミヘビは咬まれればコブラの10倍以上の毒を持ちますが、あくまで咬まれればです。
常識でものを考えてください。
好奇心旺盛でスキューバとかしてると見に来るエラブーがそんなに簡単に咬むくらいなら美ら海スキューバなんて観光資源になりません。
接し方を誤らなければ生来人間を狩りの対象としている生物のほうが自然界では稀です。
ちなみにおねこ様の奴隷としてこの美しき地球上に居候することを看過されている家畜である以上、虎に狙われたらいろいろと諦めてください。
悪意がないのは知ってるけど生身の人間の体はおティーゲル様やおパンツァー様におじゃれあそばされて耐えられるほど丈夫にはできていないんです。力及ばず誠に申し訳ございません元帥殿。
人は鏡。自分が怒れば相手も怒る。
人も獣も昆虫もそこに差異などないことを無視して世界が自分達の都合でだけ存在しているかのような傲慢な人間の心理には賛同しかねます。
というか裏山に森林地帯などいくらでもあるのに、単に言いやすいところに不満をぶつけているだけにしか聞こえません。
同じクレームをお寺の裏山に、もしくは公園にも言うかと言えば、『より立場の弱い個人』にしか言わないのです。
昆虫の飛行範囲で言えば市内屈指の森林地帯と隣町の植物園、反対側には河原の土手が縄張り内に収まり、その中には他にいくらでも庭木のある家などあるのに、その全てに同じことを言っているかといえばそんな話は聞いたこともありません。
ちなみに裏山はヤク中ではない証拠に毎年夏になるとポタポタ毛虫が落ちてくるので日傘がないと歩けません。それだけ餌が豊富な地帯で肉食昆虫に来るなと言うほうが無理でしょう。
言っておきますがこの地域はまず森林地帯ありきなんです。好き好んでそんなところに暮らしておいてもともとそこに在る生態系を受け入れられないなら、それはスペイン人がインカ帝国を滅ぼしたのと何も変わりません。
どっちにしてもうちはクマンバチは故意に飼ってません。ニホンミツバチ欲しいけど。
ちなみにクマンバチは花のあるところ何処でも来ます。もちろんあなたの植木にもね。
誰でも死ぬってよ………(-_-;)
クマンバチをちょっと怒らせたくらいでエボラや狂犬病の致死率より強いなんて聞いたこともねェ。
つか何やったらクマンバチをそこまで怒らせられるよ?
交通事故で死ぬ確率のほうがよっぽど高ェわ。
言っておきますけど仮に花に群がる草食性のクマンバチを奇跡的にものすご〜く怒らせることに成功したとして、アナフィラキシーは最低2回以上刺されないと起こりませんし、昆虫毒だけが生活に密着した毒物ではありませんからね。
人体の必須栄養素でさえ過剰に摂取すれば劇薬になります。
その気になればカリウムでもセレンでも濃縮すれば人は殺せますし、そもそもアナフィラキシーショックというのは免疫反応の暴走であって毒物そのものの強弱とは関係ないものなので、極端な話その人が何に反応する体質かさえ知っていればそこらへんのスーパーで誰でも買えるオレンジ1個からでも殺人計画を立てることは可能です。
しかし現実に『できる』のと『する』のはまったく別の次元の話です。
アリは地下水脈に敏感で、巣を掘り進める際土中の水気が一定以上になるとそれ以上先は絶対に掘らないそうです。決壊するリスクを承知していて『できるからやっちゃいました☆』ではなく『しない』選択ができるのです。
この決断ができるのはホモサピエンス(『賢い人』の意)よりずっと賢明ですよ。
わたしはオレンジ1個が生命にかかわる人間を知っていますが、知っているからといって盛るかと言ったら大抵の人は体質を熟知しているほど親しい人間にそんなことをする理由がありません。
昆虫だって理由もなく攻撃したりしないんですよ。
特に蜂の場合特定の種を除くとほとんどがその毒針は生涯一度きりの切り札です。
そんな回天に、あなたは乗用車感覚で気軽に乗るんですか。
わたしならちょっとイラッときたくらいでいちいち自爆したくないです。蜂にとって生涯一度しか使えない切り札の毒針を使ってしまうというのはそれくらい重いことです。
わたし自分のことを刺し違えたら蜂にとって劇的に利益になるほど重鎮な存在であるとまでは思い上がれない。ポジティブもそこまで行けば大したもんだ。
まあわたしは『ちったあ食べられるようにならないとどうしょもねぇ』という好き嫌いとアレルギーを完全に混同した理屈でちょいちょい祖母に暗殺されかけてますが!!
これは何度『明太子は体質的に食べられない』(食べてもいいがのたうち回るほど器官が痒くなったり吐いたりする。嫌いで食べないのではないだけに吐瀉物の分際でまだおいしそうな匂いを放っているのが余計に腹立たしい)と言っても伝わらず、自分が好きなものは相手もそうだと信じて疑わない理論から来ているものと思われます。
攻撃されると思っているというのは、自分が出逢ったら無条件で攻撃するつもりでいるから相手もそうだと思い込んでいるだけではありませんか。
まるで除菌しすぎて皮膚を守る表皮常在菌が激減し、結果居て欲しくない白癬菌とかの侵入を許してしまったり保湿菌類が減って肌ガッサガサになる除菌信仰のようですねwww
そういえばアスペルギルス属には僅かながらプラスチック分解酵素を分泌する種がいるそうです。
おまえの親戚なんでもできんな!!Σ(゜ロ゜)さすが名門アスペルギルス一族!!
思わず醤油瓶を崇めてしまいました。
ちなみに脱プラスチックを目指すエコロジストの間で最近流行っているのはオーガニックコットンを蜜蝋でコーティングした布ラップだそうですよ。
よもや蜜蝋をどなた様がお作りになっておられるか知らなかったらトリニクイレブンクラスの精鋭大喜利部隊と認定しますがナニカ?
あと分解類系好きですね。法医昆虫学的に何齢幼虫かで死亡推定時刻を一目で割り出せるのも、完全変態しないまま幼虫が幼虫を産むことができるのもとてもおもしろいです。
コモドオオトカゲのメスを閉鎖空間に閉じ込めると一代だけ単性生殖し、そのメスから生まれた子供は全てオスになるくらい興味深い現象です。
《『発酵』と『腐敗』は同じものだが、便宜上『人間にとって有益かどうかで分けられる』》。
この謳い文句が既におかしいと思いませんか。
小生にとっては可笑しくもなんともないけどね。
小生達だって化石燃料を使ってる以上は太古の腐乱死体に寄生して生きてる屍虫だっていうのに、腐乱死体は『有益な分解』の内にカウントしないんだね。イッヒッヒッ………www
ルネ・ラリックに限ったことではありませんが、ジュエリーを愛する人には昆虫の精巧な美を愛する人が多い傾向があります。
コランダムの板状結晶をハニカムにぺたぺた並べたくなるのはもはや本能と言っても過言ではないかと。
現在極上のカービングペリドットのような透明感が美しい幼カマキリ絶賛育ち中。
この世で唯一ナメクジが苦手なくせに、ロシアの博物館にあるスーパーリアル彫刻ネフライトのカタツムリに憧れています。
あのヌメヌメっとした油脂光沢、さすがネフライト。軟体動物を表現させたらネフライトの右に出る素材はないでしょう。
かたや何もしなければ何もしてきやしない温厚なクマンバチ一匹いるのいないのでキャンキャンよく吠える年寄り、かたや『ミミズ合戦』とかいう聞いたこともないミミズを投げつけ合う遊びをする女子高生、自然科学に対する文化とは市内でこれだけ違うものかと日々発見の連続である。
男子は臨海学校でアメフラシをブン投げてましたね。
わたしはハナガサクラゲの食うのか食わないのかよくわかんないのに全ての触手に小魚をキープする貪欲さを、食うのか食わないのかずっと観察していたかったのに、群馬県海水を補給できないから連れて帰れなかったんです。未だにハナガサクラゲへの未練を捨てきれません。
ミズクラゲはプランクトンとか食べますから、小魚とはいえはっきり魚の形をしているものを触手という触手にがっつりキープして、これをどう食すのか見てみたかったんです。
棘胞を刺しているなら丸かじりするのではなく養分だけを吸い取っているのだろうか………。うーむ、もっとゆっくり修学というか実学旅行したかった。キャンプファイアーとか死ぬほどクソどうでもいい。
真夏に風呂入った後に集まって火に当たれってこのスケジュール書いた奴バカなんじゃないかと思ったよ? 汗がベタベタ気持ち悪くて眠れなかったよ?
懐かしいなぁ、アメフラシラリーをする小学男子と棘胞生物しか見てないわしのメモリアル。
その小学男子をもってしてもミミズ合戦は聞いたことない………(-_-;)
30cmはうちでは守護神級のヌシ様だよ。え、何そのミミズ肥やしに欲しいんですけど。
新シリーズ『畑のぬし釣り』、開幕!!
土作りして苗だけ植えたら放置して神弓シルヴァンボウを竿にウキ釣りとかする長閑なゲームです。
餌を選択すると『蜂の子だな!!』って言います。
………………………結局ルーファスをイジりたかっただけかい。
思ったよりブレない平常運転でした。
というか防衛部隊が羽化したので元気になりました。
おぉう、アオムシ肉団子作っとる作っとる。
何だろこの色、モンシロチョウかアゲハの色っぽいけど………………………これ以上『突撃!庭先の朝ごはん』したらテリトリー侵害で刺されるな。オペラグラスどこ仕舞ったっけ(でも見るんかい)。
あとはスズメバチに巣が食い荒らされなければ安泰ですが、スズメバチを蒸し殺せる必殺技を持ったニホンミツバチは大変な稀少種なので(セイヨウミツバチにはできません)、はっきり言って天然の黄水晶くらい生きた宝石です。
フツーにシトリンの名前で売ってるの、だいたい質の悪いアメシストを600℃で加熱して一度白水晶にしてからもう一度加熱して出してる色だから。
わたしがカンボジア産の非加熱ドまっ黄色を仰々しくルースケースに収めているのを『たかがシトリン』と思うのは、ナチュラルの稀少性を理解していない人だけです。
大自然のロマンシングのわからん奴等め………(-_-;)