予算の少ない収集活劇

開拓民一族候国の国家予算よりカネ持ってんな！！Σ(゜言゜)



カーソン一族とベント一族の資金力にときどき泣けてくる貧乏候国は投石器を避けるタイミングが苦手なので傭兵をあと10個小隊くらい口添えして欲しいと思いました。



用兵の基本は相手より多数の兵力を用意することだ。



少数をもって多数を破るのは一見華麗だが、華麗さに惑わされたら自滅する。うっかりおだてに乗れば次は素手で一人で制圧してこいと言われかねない。



ぶっちゃけ『素手で一人で』って言われたほうが錬気拳と集気法で足りるからラクっちゃラクなのがロマサガなのだが………………。



ただスタンレーVSファルスに限りより少数のほうに付いたほうが作戦構造的に勝ちやすい。士気回復手段が多いから。



………………………いや、軍事予算より領民の暮らしが豊かなほうがよいことだ。それはわかる。



しかし自社資金の7000億オーラムくらいは取締役報酬から施政に回させてくれてもいいと思いました。



ファントムハイヴ伯爵なら税収減を見越してファントム社の代表取締役報酬から領地の維持管理にポケットマネー切りますよ。爵位が持つ『高貴なる者の義務と責任』とはそういうものです。



今回の最高出力はグルメ・ロアーヌの480億オーラム。



積み上げている間もゲージは右に寄ってくるため、発動してから積み上げ終わるまでに時間がかかりすぎる巨額の出資もどうかと思う。



これだけの額を動かさせて取締役報酬の実質所得合計２万オーラムはブラックすぎる。



常識的に考えて決算期毎にはCEOの個人資産に何％かは計上されてもいいはずだ。



スクエニの利回りがバカみてぇにケチくせぇ理由がなんとなくわかりました。



ただわたしは『含み損は売らない限り実損ではない』と思っている代わりに、バカみてぇに上がってるスクエニもトライエースが独立上場しない限り利確する気がないので実益ではありません。



連射パッドを固定して回し続けて何日か忘れてるドラクエのカジノのコインのようなものです。勝っても負けてもセーブしてません。



トライエースが独立上場するならスクウェアエニックスホールディングス自体は売りますとも。



そこは『ハイよろこんでー』で裏切ります。そして全てをトライエースにBETします。



カミール丘陵の大戦もあった時代の軍事国家でしか生きた経験のないエルドをこの時代に転生させてちゃんと生きていけるか母ちゃん心配なんだよーう。



毎年ヤンの命日になると家中の花瓶を総動員する白百合が届き、ラインハルトの命日になると更に奥さんが古道具屋で花瓶を買い足してくる騒ぎになる白薔薇が届く小説家の仕事場みたいだ。



しかしトレードイベントの真価はそんなところにはない。



世界は見る人のイメージで変わるって知ってた？



→知ってた
　知らなかった



こんな引き寄せ術を聞いたことはないかね。



『通帳のコピーに巨額の入金を書き込んで毎日目につくところに貼っとく』。



住む世界が違うと思ってるから違う。まずは大きな額に目を慣れさせるところから入って潜在意識に落とし込むという心理学的な引き寄せ術の方法だ。



作れるならエクセルとか使ってなるべくリアルに作ったほうがいいが、できなければ手書きでもいい。



トレードイベントの真価は『金銭感覚をバカにすること』にあると言っても過言ではない。



『たすけてぇーカーソン家ぇー』って言ったら９億９９９９万９９９９オーラムぽんっと出てくる、それを『仕様です！』で当たり前だと思いなさいという趣旨のイベントだ。

攻撃的なまでにキラッキラのラメッラメな『ジュエルビーストの犬歯』。



鱗鉄鉱の血痕がとってもオシャレ。



ピンクファイアー（コベリンインクォーツ）ほどレアではないいわゆるレッドファイアー（レピドクロサイトインクォーツ）ですが、ほとんどはビーズに加工されてしまうので丸玉ビーズ以外の形状は産出量に対しては比較的レアです。



一般的にストロベリークォーツと呼ばれるレピドクロサイトタイプとゲーサイトタイプはふたつとも同質異像の兄弟で、どちらかというとゲーサイトタイプの上質なもののほうが産出は少ないのですが、個人的にはこの攻撃的なまでにキラッキラのラメッラメなレピドクロサイトインクォーツが好きです。



まあ『ブラックオパールなんて見てもおもしろくないよ、エッグオパールのほうが圧倒的に美味しそうだしカワイイ』って言う人間の価値観ですから、宝飾業界とはもともとちょっとズレたマニアックな人々が集まるのが鉱物業界です。



宝飾業界にはまず流通しない中にこそ真に心ときめく財宝が眠っているのです。



うっわこのガムオパールめっちゃおいしそうだなぁー(゜ロ゜)



200オーラムの案内料よりただ控えに連れて行くだけのハーマンのほうが海賊ブラックの財宝に近い立場にいるのと同じです。



価値がわかる人間だけ財宝の在処に案内します。



モンスターはいませんが狂犬のようなねこがいます。



毎年夏どうやって寝ていたか思い出せなくなるほど肌掛け一枚で寝てると傷だらけにされます。



掛け布団の防御力をナメてはいけない。



目が覚めたら頭上からラピスラズリの塊が降ってくるところだった。咄嗟に布団被って防御した。



なんだこのセフィロス（ジェノバLIFE）を瑠璃君にしたような絵面………(-_-;)

ヤフオクでみつけた単石800ｇ近いミャンマー産ジョウハチ共生型ハックマナイト。



こいつが何故元帥殿と呼ばれているかというと、第一には常軌を逸したハイスピードニャンコが亜音速のルンバが如き勢いで運んできたから。



もうひとつの理由は、そもそもミャンマー産だけが特別な理由から説明せねばならない。



基本的にハックマナイトは非常に脆く、あまり研磨に向かない石である。



日光に当たると変色するテネブレッセンスと呼ばれる特殊な性質上ビーズブレスとして人気が高いが、ほとんどは粉っぽくて脆いアフガンハックマに強度を増す含侵処理を施して作られており、ハックマナイトとしては比較的強度があり研磨に向いているミャンマー産はほとんど流通しないか、しても昨今では極めてレアでそれなりに値が張る。



そのミャンマー産でこれだけの質量ならば充分すぎるほどに見事な研磨品になることだろうと踏んで落札したが、火車さんのカスタムバイクとどっちという勢いの超高速ルンバを乗りこなすニャンコが常軌を逸した速さで配達にきた荷物を開けて思わず土下座した。



『申し訳ございませんでした元帥殿ォッ！！』



それはあまりにも完璧すぎる標本で、削って惜しくない部分がひとつもなかったからだ。



長波紫外線による蛍光性、短波紫外線によるテネブレッセンス、それらの満遍なさ、そして幻の宝石ジョウハチドウライト共生型。非の打ち所がない。



決済明細一桁間違ってないか二度見した。



それを磨くなんてとんでもない！！Σ(゜言゜)



………………………以来このハックマナイトは『元帥殿』と呼ばれ、ヤンとヤンとヤンしかいない汚部屋に専用の台座を設けられ燦然と君臨している。



枕にして寝ていた巨大糸魚川翡翠の勾玉に寝ぼけてアタマ打っても、元帥殿を負傷させることだけは許されないイゼルローン最前線。



誰も幻の受け流し技ユリアンブロックをかけてくれないので、そもそも糸魚川翡翠を枕にするのに無理があるのではないかと思わなくもないが、ぶっちゃけデカすぎて他に置く場所がない。



この枕は水石業界の元老院から孫に小遣いくれるようなノリでタダでもらってきたものです。



なのでゴリゴリの私有地産山石ですが、自分ちに生えてる雑草が都会のスーパーで買って毎日味噌汁にぶっこんでたらたちまち破産するレベルの食材であることに気づいていないように、然るべき市場に出したらどれくらいの値がつくのかは清々しいまでに知りません。



だってわたしの知ってる『糸魚川翡翠』は地主に成人男性何人分単位の重量で崩れると危ないから持ってってくれって言われた掘り師のおっちゃん達が加工に出した中からおこぼれぽろりんで回ってくるものだから………(-_-;)



そのおこぼれぽろりんの規模がkg単位なので、『国産鉱物は買うとめっちゃ高ェ』というのは知識としては知っていても実感はあまりありません………(-_-;)



どちらかというと外産で産地特定して探すほうがわたしには難しい。



こんなにいつもアイオライトの多色性ばかり追い求めているように見えても未だ完璧な３色変色型には出逢えていませんし。



タンザニアとかマダガスカルとかだと比較的出やすいけどそれこそおそろしく高級品。



田舎者が『タレついてない納豆のほうがおセレブ納豆だろ、ハっラ立つわ〜』と思っている例の三角にくるんである下仁田産フレッセイの納豆売場の頂点に君臨する神々のトライフォースと、都会でコスパ重視で生活している人々が考えている『一番安いタレのついてない納豆』くらいの差があります。

側面をベゼルで覆っても多色性を確認できるレベルの指輪はスーパーレア。



コーディエライトの鉱物特性をきちんと理解して活かすカット・セッティングしていないとまず座金をつけただけで十中八九『ただの青い石』になるアイオライト。



この多色性は『角度を90度変えた時』に現れるものなので、真横から見て変色するかどうかを見るためには石に厚みを持たせるか、石を浮かせるセッティングをするか、もしくはその両方。



これはガッツリした厚みで黄色味が確認できるカボション型。



カボションは好きだ。



色石のカボションには常にファンタジーの香りが漂う。



一説にはアイオライトは『規律を守らせる石』であるらしいが、これはそうとうウソくさい。



でなければ『規律』の基準がたぶん一般人が思ってるんとちがう。



規律を守る奴等は侵略や略奪はしねェ。



ただ『既存の社会にとってだけ都合のいい便宜上の秩序』という意味でなければ、その意味は180度変わる。



生あるものが生き続けるための殺生は自然のルールの中では単なる『営み』になるからだ。



オオワシが実は狩りが苦手でかなりの確率でオジロワシの上前をハネていようと、それはそういう生態系なので善悪を判じる種類の問題ではないように。



『今までお前が食ってきた魔物の中に死力を尽くさない者がいたか。ここでは食うか食われるか、必死にならなければ食われるのはこちらだ。腹をくくれ！』

＿＿＿＿＿センシ



全ての生物はただ死んでいないだけで必ず他の何かの命を糧とし、その屍の上に生きている。



稲だって麦だってそこらへんの草だって生きてますよ。



そこらへんの草は生きてないとでも言うおつもりか。



極寒の北海ではほったらかしといてもそこらへんに勝手に食える草がいくらでも生えてくる豊かな大地に暮らせるかどうかは死活問題だ。



現代人が炬燵に寝っ転がったまま必要なものに何でも手が届く安全圏から唱える道徳律などそこでは何の力も持たない。



カルネアデスの板を裁くことはできないように、それがどんなに遺された者にとってやるせなくても、『飢えて死ななかったからおまえが悪者だ』と非難する権利など誰にもない。



だからまあバイキングにはバイキングの秩序があると考えるのが自然なのだが、当然バイキングの好む石なので、近いうちに死ぬ予定がある場合は気のムーンストーンを同時に装備しておかないと、フレイに尻ひっぱたかれたわたしが8月31日に慌てて宿題を片付ける小学生のように片っ端から邪術アニメートをかけに行く目印にされる。

これがかのポプラン少佐のセンスにたった１話で圧勝した圧倒的インパクトの持ち主、伝説のランジェリ星人。



ベルトガーターという戦闘挺を乗り回し、宇宙服らしきヘルメットにはおパンティを被っているのにその下はブラジャーとガーターストッキングだけという宇宙空間を飛び回るにはあまりに危うすぎる装備がノーマルスーツ。



そして無駄な劇画タッチ、まさにレジェンド。



これが創刊当時の少年ガンガンの本気ですぅ〜♪



なおその後地球侵略の布告として皇帝がジャックした電波は９割方太陽風に飛ばされ、オゾン層に弾かれ、ひょろひょろと一本だけたどり着いた先の駄菓子屋『かめや』ではテレビの前にいたおじいちゃんに興味を持たれなかったためチャンネルを回され（ダイヤル式）、帝国の侵攻は時代劇『甘えん坊将軍＝レスラー軍団編＝』に惨敗しました。



以降完全にＳＦ色を失い、地球に直接乗り込んできた皇帝の密使チェレンコフと皇帝サンタルチア自身によるご町内のバカ騒ぎ漫画になります。



なぜなら長距離生体転移による情報の欠落により、商店街に全裸で転移してしまったため警察沙汰になり、陽の当たらない暮らしを強いられているからです。



時にＳＦはこれくらいバカでいいと思います。



『少数をもって多数を破るのは一見華麗だが、華麗さに目が眩んだら自滅するだけだ。』

＿＿＿＿＿ヤン・ウェンリー



皇帝自ら敵の町内会の借り物競争の『赤フン』に引っ張り出されているくらいが平和でよい。



最初のランジェリ星人以降野良犬に生尻かじられる全裸のおっさんくらいの怪我人しか出さずにＳＦを２巻連載するってすごいことですよ。



言っておきますけど一見無血開城っぽく見えるイゼルローンですら帝国側はいっぱい死んでますからね。