天使よ息を吸い込んで再び空をめざせ

行っては戻り、行っては戻り、それがTHE☆天時祭。

とにかくばっさばっさ人を斬ってはいつの間にかスタート地点に戻るカーニバル。

単純に死んでコンティニューするとフリーミッションよりも稼げるから。

三日間くらい□ボタンを連打するだけの簡単なお仕事です。

時渡りの迷宮も3周目ともなると、なぜかジスモア団長閣下とのめくるめくメモリアルが蘇る。

なんだこの天時祭感。

こんなぽてちんなフォルムで持ってるだけでHPが減っていく物騒な剣を振り回しているジスモア団長閣下を思い出させるヨッチ族は、マスコットキャラクターとしていかがなものか。

まあヒゲのおっさんに追い回されるRPGと言うとだいたい似たような感覚なんですけれども………。

天使のわっか(というかそれに付随する翼)に赤があるんじゃないかと総力をあげて時渡りの迷宮を出たり入ったりしております。

だいたい攻撃力80以上のヨッチが8人揃っていれば10階層でも先手を打たれない限り無傷で突破することができるので、柄ヨッチに恵まれないわたしはとりあえず全色1匹ずつ送り込んでてきとうに宝箱を回収させている。

なるべく使い捨てにして新しい柄ヨッチが欲しいので基本途中下車しないという鬼畜っぷりでは悪魔の子と呼ばれるのも納得である。

赤い麦わら帽子だっていいかげんどうかしてるんだから天使のわっか(翼)が赤くても一向に構わない。

君といた思い出に寄り添いながら生きている情けない僕だけど、女神に仕える忠実なる神官の一人として、シドーに実体を与えた大神官ハーゴンの信仰心は高く評価している。

もう一度、あのときの二人に戻れるのならば………とりあえずアンヘル様のロックオン精度を修正してほしい。

レグナの精密ロックオンの後にプレイすると………まさにデスクリムゾン。

自動で照準が外れる、当たらない安全設計でおなじみの伝説のガンシューティングのような体たらくである。

やったことないけどたぶんこんなかんじ。

防備は攻撃を引き寄せる

守りに入ると詰むことが確定してる場面てあるよね。

ルカリオVSルカリオ。

初手、メガシンカ→グロウパンチ。

先方初手、メガシンカ→グロウパンチ。

ここでなんとなく回復したくなる気持ちはわかるんだけど、次ターングロウパンチの連打ボーナスが加算されるので回復すると確実に負けるようになってる。

身を守ろうとしない勇気って大事だ。

身を守ろうとするという心理そのものが誰かが自分を攻撃してくる前提でものを考えている時にしかならない状態だからね。

『あなたを信用しません』と顔に書いてある人には相手もそれなりの対応をするということだ。

善悪なんてものは最初から判じる者がいなければ存在しないものだし、わたしなら自分は一点の曇りもない善であると豪語する人間は一番信用ならない存在だと思う。

わたしは世界の破壊を防ぐため、世界の平和を守るため、愛と真実の悪を貫くさ。

なぜなら勇者だから。

ただそこにいるだけでこれといって特に何もしてこないニズゼルファを、『これから何かしてくるらしい』という錯綜した情報に誘導されて殺害するという運命のもとに生まれている。

これが邪悪でなくて何だというのか。防衛省みたいだ。

まあだいたいRPGなんてそんなものですが、今回はニズゼルファ自身には本当にまだ何もされてない自信がある。

思い起こせば具体的に何かしたのはローラ姫を拐った竜王だけで、ハーゴンはただシドーに祈りを捧げていただけである。

ただの人間であるハーゴンから信教の自由を剥奪すること、これがローレシアの王子に与えられた任務だ。

ロンダルキア人権団体から火炙りにされても文句は言えない立場である。

バラモスにも個人的に何かされた覚えはないし、ピサロに至っては最終的な動機を作ったのは護衛のピサロナイトがいなかったからゴロツキがロザリーに手を出せたわけで、ぶっちゃけ直接の原因はわたしがピサロナイトを殺したせいである。

………ああ、なんて邪悪なわたし。

こんなに悪行の限りを尽くしてきたわたしには魔王の剣も使いこなせようというものだ。

ウルノーガに一刀両断されてしょんぼりしている黒いヨッチをよしよししたくなる。

もしもこの世に絶対正義が存在するならば、かわいいは正義だ。

時の守り神のぽてちんなフォルムに癒され、クルッチ先生のぽてぽて愛くるしいモーションに癒されよう。

王様からこうしろと言われたからやるっていうお役所仕事のヒーローに自我を芽生えさせるといろいろとめんどくさいことになる。

紅水晶

お師匠様にいただいたディープローズ。

照明が黄色いですが石に厚みがあるせいかとても濃いピンク色をしています。

これだけの大きさを鎖骨ぎりぎりのチョーカー丈まで詰めて寝間着にしている浴衣の下着を着ると、鏡に見知らぬ巫女が映るんです…。

なんだこの縄文感。

何もつけていないと外科手術に向かう人みたいな格好なのに、勾玉の力は偉大である。

あまり無機質なツルピカに磨き上げないのがお師匠様の流儀らしく、触るとしっとりとしていて握り心地抜群。

黙って俺についてこい

罪悪感を持っている人間は

償うべき罪など最初から存在していないことが多い

罪悪感は感であって罪悪ではないというお話

もし本当に罪があるとしたら罪悪感を抱いたこと自体が罪なのだ

自分に限界を決めているのは自分自身だということだ



………という哲学的思考を、あんまり学がありそうには見えないツンデレ兄妹にもわかるように言い換えてやろう。

おまえは最初から会心必中をオープンしてればいいってことさ。

おまえがおまえ自身を赦す限り、わたしにはおまえが持てるポテンシャルの全てを活かし切れる自信がある。

自らを赦すことは多くの人を救うだろう。

はずかしい呪いにかかってるわたしにメタルキング狩りなんて機敏なことできるわけないじゃない、あなたがみんなを育てるのよ。

はい、いいからこれ持って。あんたが留守の間にカジノで取っといたメタスラの剣。

ホラ行くぞ、とりあえずその捨て猫みたいなみすぼらしいツラとスキルパネルをなんとかしろ。

おまえが食うや食わずの浮浪児みたいなオーラを纏っているとタカラヅカみたいな装備しか持ってないおネエさまがバカみたいじゃない、この空気ヨメ男!

おどおどしない!挙動不審にならない!下手に出ない!

たとえメタスラの剣一本で盾も装備できずスキルパネルを全て失っていようとも、とりあえず胸を張れ。

ぬすむもないからただフツーに攻撃するのを見てるだけだが、それでもわたしはありったけの装備でおまえを飾り立てることをやめないと誓おう。

ルチルクォーツ

表面はすりガラス質の出土品ぽい優しい風合いに仕上げてあるのに、原石の透明度が非常に高く、ライトを当てるときらきらと五月雨のようなルチルに反射してすばらしく美しいルチルクォーツ。

とてもどこの馬の骨ともわからない小娘にタダでくれちゃっていいクオリティの石とは思えないが、なぜだか勾玉作家のおじいちゃんにあれも持ってけこれも持ってけと可愛がってもらっているわたしである。

頭に少しクラックの埋め残しが入っているのが売り物にならない理由らしいが、わたしの好みで言えば完璧じゃないところが完璧。

石って完璧すぎるものはどれも同じに見えてしまうんだよね。
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