予算の少ない収集活劇

庭の腐葉土を余すところなく堪能してすくすく育つミント。

でかい。

一枚の葉の大きさが尋常ではありません。

試しにスーパーで生のペパーミントを探してみましょう。青果売場の上のほうによくあります。

………同じ種類ですよ？( ￣▽￣)

不足を知らずにのびのび育ったせいでちょっと浮世離れしているだけです。

これといってミントでなければという使い途はないのですが、お茶にでもしようと思います。

『だいぶ人間の体になってきましたね』って言われる。

…今までは何だったんだ。

それでもまだ院長には『悪すぎて感じないのかもしれませんね〜』と言われる。

想像を絶する肩こりが血液検査にひっかからないところでコツコツ蝕んでいた喉の痛みや頭痛目眩が、整骨院に拾われてからだいぶいいです。

これでもだいぶいいんだってば。

『これ石入ってますか？』と言われる肉体美。

えっ、岩下レイムみたい？（言ってねぇ）

岩下レイムは『少女ゴーレムと理科室の変人たち』という漫画の鉱物系ヒロインです。

具体的な材料はわかりませんが、蛍石やベニト石が含まれているようです。

いまどきのイイオンナは石でできているんですよ。

顔に刻まれていくものは小ジワではありません。

シルクインクルージョンです。

そういうことにしておきましょう。

漬物漬けすぎたから夕飯に持ってけと野郎共に召集をかけたら誰も持ってってくれなかったので（爆）、普段男らしい料理しかしていないと信用がないなと思った。

誰も受け取ってくれないのでナマコのようにクッタクタに古漬けられたキュウリを刻んで生姜をすりおろし、生姜の強弱で漬かりすぎを適宜ごまかす。

生姜分かさが増えたので、また食べきるのに時間がかかるスパイラル。

わたしがめんどくさがって糠を炒らないのがそんなに信用ならないのだろうか。

生糠は足が早くて流通に乗せられないからこれが贅沢な都会人だっているんだぞ。

『最近食べすぎだから控えてる』という断り方をするので、『何みんなダイエット中？ 流行ってんの？』って言ったら『〇〇さんのは食べすぎっていうかポテチとコーラのせいだと思います』と言われる。

なんだ、ポテチがいいのか。

ポテチはわたしが作れる唯一無二の揚げ物だ。

庭の緑が増えすぎた時に柿の葉とか茶の葉とかユキノシタとかむしってきてしょうがないから作る天ぷらとはわけが違う。買った芋で作るちゃんとしたクッキングだ。

ただポテチはちゃんと作るのはめんどくさいから覚悟してください。

スライサーで一定の厚みに揃えた芋を一度水にさらして余分なデンプンを抜きます。

そしたらそれを一枚一枚キッチンペーパーで水気を抜きます。

この水気を拭き取る作業がとんでもなくめんどくさい。

テキはペラッペラの千枚漬けみたいな芋です。使った芋の量にもよりますが、気が遠くなるような枚数です。

でもちゃんと拭き取らないと爆発します。ゥアッチィッ！

それをまた一枚一枚気が遠くなるようなペースで揚げます。

油の温度？ 計っとらんがな。

一枚放り込んでみてコンガリするくらいだよ、わかれよ。

既にちゃんとしたクッキングではない言いぐさ（爆）。

強いて言えば低すぎるとへにゃへにゃになるので一度に放り込みすぎは厳禁です。

一通り揚げて油抜きをしたら、これをジップロック的なやつに放り込みます。

ジップロック的なやつです、ジェネリックでもいいです。封ができる袋ならなんでもいい。

次いで塩とハーブを放り込み、それらがまんべんなく油に吸い付くように振ります。

…以上です。

工程的には簡単なんだけど、一袋分揚げるまでにとんでもなく手間がかかります。ぶっちゃけ買ったほうが安い料理ですし。

これといってわざわざ作る意味がない。でもこれができると子供と酒飲みに大人気です。

油の温度（感覚）以外は100％素材の味に依存するので、いい塩使えばそれだけで美味くなります。

とはいえ高価な塩なら合うというものでもないので、雪塩みたいに粒子の細かすぎるものはおすすめしません。一ヶ所にかたまりやすくなります。

わたしのお気に入りはゲランドの塩。

うちには塩はこれと雪塩しかありませんので、消去法でゲランドの細かいほうをまぶします。

細粒なら今やどこのショッピングモールにも入っているカルディコーヒーとかで売ってます。大粒は肉用。

胡椒なら作りたてならではのミル挽き粒胡椒を使うと風味豊か。

挽きたての胡椒の風味が逃げないうちに可及的速やかにジップロックをロックであります。

ハーブは芋ならだいたい何でも、テキトーにあるもので。

夏になるとローズマリーが大爆発を起こして枝を伐らなければならなくなるので、これをそこらへんに吊るして干したやつとかで充分でしょう。

できたら原価計算してみましょう。芋と塩しか買ってなくても、かなり贅沢なポテチであることがわかります。

油は味〇素が送ってよこした食えたもんじゃねえ油を強制的に消費しましたが、もちろん揚げ油が美味いほうが当然美味くなります。

騙されたと思って一度カネも手間暇も糸目をつけない贅沢なポテチを揚げてみてください。…市販のポテチあんま食べたくなくなりますから。

所詮芋と油と塩なので、ポテチは趣味！と割り切ってしまえば多少糸目をつけなくても破産しやしません。

それでもうちで揚げたのより美味いと思うポテチに出逢ったなら、それは食べてください。

そしてできればその感動をメーカーに伝えてあげたら喜ぶと思います。

我輩はTwitterに反対である。

我輩はFacebookに反対である。

我輩はLINEに反対である。

理由はまだない。

というか単に大樹すぎて気持ち悪いから近寄りたくない。

寄らば大樹の陰ってぶっちゃけ落雷に遭いやすいスポットですからね。

弟切草のオープニングみたくなります。

わたしには今にも消え入りそうな草葉の陰を匍匐前進で進むのが性に合っています。

実際ちょくちょくブログサイト閉鎖で難民になってますしね。

大樹のアカウントを持っていないので、肉球新党の党員ではありません。

画像だけ盗みに現れるただのファイル泥棒です。

お気に入りのポストカードはいただきもの。

人に送って惜しくないくらいいっぱい欲しかったけど、大樹のアカウントを取得するのが嫌で人様の厚意で流れてきたものを拾う川下生活です。

pawpadsnewparty.jimdo.com

やおけんのセロリがパネェでかいという噂を聞きつけ、セロリで糠床を飽和状態にすべく参戦してみました。

果たしてフレッセイで一枚98円の軸が何枚入っているだろうと数えたら、スーパーで一枚なんぼの青い層が16枚+芯の白い層でした。

思った以上に多かった…。

以上380円、遭遇したあおむしさん２匹。

塩で洗って少し水分を抜いてから漬けたけど、並みの糠床では入り切りません。

これは大鍋でカレーを作る用のセロリであります。

カレーにセロリを入れる派はマイノリティらしいと最近知りましたが、カレーにセロリは必要です。譲れません。

素直に５本150円のカブを転がして満足しておけばよかった。

強敵と評判のセロリに挑んだばかりに返り討ちです。

量さえ合っていればセロリの糠漬けは美味ですよ。念のため。

このところセロリばっかかじってたから糠にスパイシーなセロリ臭がついてまいりました。

糠床からカレーを連想する香りがするってどうなの？

セロリとローズマリーとローリエで臭みを抜きながらストーブで何日もコトコト煮込んだスジ肉で作るカレーが好きなので、あんまりうちのカレーは夏向きではありません。

おそろしいことにうちの豪快な山賊カレーには、人参が皮も剥かずにまるごと入っています。

玉ねぎも外側だけ剥いたのがまるごと入っています。

何日もストーブでコトコト煮込まれるので、剥いたり切ったりしたら煮熔けます。

これを完全に柔らかくなるまで煮込み続け、食べる時によそりながらお玉で切り崩すのです。

男らしい料理ともっぱらの噂ですが、ツラの皮一枚で煮熔ける寸前の人参は美味なので、騙されたと思ってやってみましょう。

なお芋と大豆が入ると日保ちしにくくなります（冷蔵庫買えよ）。

こんなにエスニックな香菜のセロリですが、菜っぱ好きのねこはこのスパイシー臭を気にしないのか、このスパイシーさがたまらないのか、だいたいほくたんの気が済むまでかじった残りが人間の取り分です（爆）。

白菜などは穂先をねこが寄ってたかってかじりすぎておかしなシルエットになったものが回ってきます。

どうもわたしはねこに残飯処理班だと思われているフシがあります。