『何を買っていいかわかんない人を案内するお仕事』だそうです。
何を買っていいかわかんないような奴はミネラルショーには来ないんじゃないの。
たった３日間しかないヲタクの祭典にわざわざピンポイントで開催日に合わせて集まる奴なんて、良くも悪くも自己の価値観のはっきりした奴しかいないんじゃない。
まあ確かに、たまに覗いてはみたものの何をどうチェックしていいかわからなげな、ちょっと話し相手になって『これいい手触りですよねー♪わたしのおすすめ♪』とか一押しすると500円の水晶１個でえらい満足そーにニッコニッコしながら帰ってく人いますけど。
そういう人には『試しにひとつ買ってみようかな…』で済む範囲でしか薦めないから売上高的にはあんまお役に立てないと思いますよ。
………社長がそれでいいんならわたしはいいけど。
要は自分の買い物してて声かけられたらテキトーに話し相手になるだけでいいのね。
………うん、いつも通りだ。
概ね鴻巣にたむろってる火曜の昼下がりだ。
いる間だけでいいんなら喋りますよ。立ち話するだけはタダだし。
写真は定例会でもらったマシュマロのような、モチのような、とてもおいしそうな糸魚川翡翠。
何やらスイーツの風情を纏っていてわたしにはつい口に含みたくなる石なんだけど、誰も狙ってなかったようです。
最速でろうかん質の入った翡翠をキープして２ターン目にゲット。
今回は自分のターンの行動力を貸してくれるパーティメンバーがいたので、他にもお砂糖まぶしたようなおいしそうなアメジストクラスターとか取ってもらいました。すごいグミっぽい。
本人に欲しいものがあるならもちろんそれを優先していいけど、必要で、かつ使えるLPがある時は事実上１ターンに複数回行動することを厭わない主義。
マシュマロ翡翠はオーヴァドライヴ使わなくても取れたっぽいけど…。
何が魅力的に映るかに、定められた型はないということです。
明らかに競争率の高そうなものは初手で取れたら取りますけど、あくまで同じくらい魅力を感じれば競争率の高そうな方からキープするという程度のことで、自分の価値観を曲げてまで誰かがいいと言っただけのものに貴重な１ターンを使いません。
『買うと高いやつ』と『自分の欲しいもの』が一致するとは限らないので。
それは定例会の放出鉱物でもお店でお金を払って買う石でも同じで、限られた手数や予算の中でより満足して帰ることを目的とするなら、初めて自分の意思で石を手に取ろうとする人には、他人の価値観や市場の相場にいちいち惑わされない自我を育んでほしいなと思います。
鉱物、ジュエリー、パワーストーン、結果として別のジャンルに分岐することはあるけど、最初に何をもって石全般に興味を持つかと言えば、やっぱり『ときめくから』です。
その芽は絶対に潰さないで欲しいなっていうのが、わたし個人としては他人に石を手に取ってもらうときの最優先事項です。
そこからわたしが苦手とする元素の結合とか頭の痛い分野に分岐したとしても、そのときはその分野の専門家を紹介しますから、まずはときめいて欲しい。
わたしが手触りのよさとスイーツ感で石を選ぶのはあくまでわたしの価値観であって、それに倣うことを強制するような性質のものではないし、ぶっちゃけわたし個人の利益で言うなら同じ方向性を狙っているライバルは市場が崩壊しない程度に少なければ少ないほど都合がいいんで。
ただわたしは幻影旅団のようなものだからひとしきり愛でて気が済んだらあんまり執着しないで手放しちゃうんですけど…。
居酒屋で話しかけると歌って踊ってデステニィストーンをくれる謎の吟遊詩人、という立ち位置をキープしています。
カメラは旅立ったバーバラしか追わないけど、現実にはアメジストを受け取っただけで一向に旅立たないバーバラもいっぱいいるし、それはそれでその人のフリーシナリオなので別に構わないと思います。
マルディアスに『こうしなきゃならないこと』なんてないんですよ。
誰かからアメジスト（仮）を渡されようが渡されまいが旅立ちたかったから勝手に旅立ったような冒険者が集まるパブが全国各地のミネラルショーや鉱物サークルなので、声をかけたい冒険者に声をかけたらいいと思います。
あなたの役に立つかどうかはわかりませんが。
