あんたこのタワーをどう思う

さて、前の記事に書いた、神戸ポートタワーを、時折「神戸タワー」と呼ぶ人もいますが、それは誤りです。
何故なら、神戸ポートタワーが開業した当時、神戸には、「神戸タワー」という名称の塔があったからです。

神戸タワー(別名・新開地タワー)は、大正13年(1924年)に開業。
高さ90m(海抜100m)を誇り、これは東京の凌雲閣(浅草十二階)や、大阪の初代通天閣を凌ぐ高さで、当時東洋一の高さでした。
神戸大空襲にも耐えたのですが、老朽化が進み、昭和43年(1968年)に取り壊されました。
ポートタワーが開業した日は、同時に神戸タワーが、神戸のランドマークタワーの地位を失なった日でもあります。
開業四十四年で取り壊された神戸タワーに対し、ポートタワーは開業五十年でも、未だに神戸のシンボルとして輝いています。

神戸タワー跡地に立つ時計塔。
ポートタワーの方は、イベントで賑わっていますが、こちらはひっそりと・・・

五十周年を迎えた紅い塔

私のプロフィール画でお馴染み、神戸ポートタワー。
本日、開業五十周年を迎えました。

今日は五十周年を記念し、様々なイベントが開かれています。
今日は、塔中心部のLEDが点灯しておらず、開業当時の照明に合わせたのかも知れません。

私も神戸に住む前から見て来て、阪神淡路大震災にも耐えた、神戸のランドマークタワーです。
今後も、神戸のシンボルであって欲しいですね。
前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2013年11月 >>
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
アーカイブ
カテゴリー