今回のヴィッセル神戸―大宮アルディージャ戦には、宮城県塩釜市と東松島市の小学生が招待されていました。
これは神戸のNPO法人が中心に、夏休みに東北の子供たちを神戸に招き、防災・減災について学んでもらおうという取り組み。
ヴィッセル神戸は、これまでの試合で、この費用に対する募金活動を行なっていました。
子供たちは、阪神淡路大震災の資料館等を回って学んだ後、昨日はヴィッセル神戸の練習場でサッカー指導を受け、今日はノエビアスタジアムで試合観戦です。
試合前にはサポーター席にやって来て、支援のお礼を告げ、サポーターに笹かまぼこを配っていました。
それに対し、「東松島」と「塩釜」コールを送るヴィッセルサポーター。

子供たちは選手がウォーミングアップに入場する際に、整列して選手達を迎え入れました。

スタジアムには、神戸新聞の移動印刷車が来ており、子供たちを報道する号外が配られていました。

さて、ヴィッセル神戸と言えば、その応援歌「神戸讃歌」に、震災からの復興の意味が込められています。

俺たちのこの街に
お前が生まれたあの日
どんな事があっても忘れはしない
共に傷つき  共に立ち上がり
これからもずっと歩んでゆこう
美しき港町  俺たちは守りたい
命ある限り神戸を愛したい

試合前後にスタジアムに響いたこの歌、子供たちにはどう聴こえたでしょうか?
子供たちも、同じように故郷を愛してくれるでしょうか?
そして、故郷を愛してくれるのはもちろんですが、少しでも神戸という街も好きになってくれたらうれしいですね。