今回はちょっとした小ネタやるんで、腐っていらっしゃらない方は読むの辞めてくださいねー。
 興味本位で進まれても桐刃の責任じゃないですからねー。知りませんよー。



 ま、期待される程のコトも無いんですけど笑














「好きですっ付き合ってください!」

 校舎裏から聞こえた告白劇に俺は思わず部活に向かう足を止めた。
 何故なら。

「その前にサ、キミ誰?」
 告白されている側の声に、聞き覚えがあったから。
 俺と同じバド部の後輩、佐古。かなりの長身と男から見ても格好良いと言える容姿でウチの学校に限らず人気者。噂じゃファンクラブなんてのもあるらしい。王子スマイルが売りの佐古は声も独特で、一度聞けば間違えることもないだろう。
 そんな人気者が告白されることは特に足を止める必要もない、と思うだろうが。
「あっ僕、隣のクラスの山野京一って言いますッ」

 ……ウチの学校、男子校なんだよなァ。
 いや、時々噂にはのぼるけど。『○○が△△にコクった』とか『××って□□と付き合ってるらしーぜ』とか。――告白の瞬間に立ち合う、しかもされてんのが俺の周囲のニンゲンだってのが、俺の足を地面に縫い付けた原因だ。

「ん、山野ね。ワリィけど、アンタじゃ満足出来ねーんだ。ま、セフレぐらいになら……」
「ッ佐古クンの近くに居られるなら何でもいい!」

 おいおい……佐古も佐古だが『山野』さーん。アンタも相当だな。俺には分からねぇ世界だ。……っと、いつまでもこんなトコで油売ってらんねーな、遅刻すると部長ウルセェし。

 俺は体育館へ向かって駆け出した。



 まさかその時佐古が俺の存在に気付いてたなんて、知らずに――。







 続けるんだったらサイトの拍手でやりたいネタ。
 かなり突発的なブツ。

 御粗末さまでしたッ!