まだ、幼い頃。
僕は、兄に『お姉ちゃんが欲しい〜』と言いました。
何を思ったのか。兄は『解った』と言い…
女用のドレスを着け、程よい胸を強調して僕の方を振り返りました。嬉しさあまりに、抱き着いたのはいいけど…
父様、アルザリ様、アルゼス様、セリデュク様……各々はそれを見た瞬間に。
父:「ぶふっ」
アルゼス:「ダメですよ。笑っては…っ」
セ:「可愛いハヅキの願いを叶えてあげた結果が…っ、ぶっ」
カ:「ぶふふふっ…」
シ:「駄目だ。腹が痛い。アルザリ…どうにかしろ!!!ソナタの部下だろう」
周りの皆は笑いのツボにはまっていました。肩を震わせながら…
そんな中、アルザリ様が髪を掻き上げ…
アルザリ:「気色悪い恰好ですね。それじゃ、青虫ですよ。否、抹茶小豆ですね…色的に。私の方が百倍完璧にセンス良いですよ」
素面でさらりと、兄に毒舌をかましたのでした。
後々…
考えれば。
確かに…あの恰好は。
『抹茶小豆』
二度と『お姉ちゃん欲しい〜』とは言わないと、心に誓った日でした。
【ハヅキの日記】
††††
気分転換に落書きをしたので、ハヅキの日記という一文から(笑) ←今、考えた。