先日、21日の出来事でした。明け方のまだ布団の中でモゾモゾしていたときに、突然と頭の中でバンプオブチキンの「プラネタリウム」が流れ出したんですよ。

しばらく聴いていなかったなあ、久々に聴きたくなってきたなあ、今日の通勤中はこの曲を聴こうかなあ、なんて考えながら起床を迎えました。

その日の仕事中、作業の工程で日付を確認していたときに「そういえば7月21日はプラネタリウムがリリースした日」であることを思い出したのでした。体内何とやらは侮れないと感服した。

他の曲のリリース日なんて一つも覚えていないのに、この曲だけはしっかりと覚えているのには理由がある・・・

高校3年に上がったばかりの頃に「天体観測」のPVをたまたま視聴する機会があって、そこでボーカルがやたらカッコ良かったところから一気にバンプの世界にのめり込んだわけですが、間もなく夏にニューシングルがリリースされるという情報を得て、今か今かと楽しみに心待ちにしていたのがこの曲だったのです。

ここまで激しくニューシングルを心待ちにしていたという体験は後にも先にも無いですよ。この曲を聴いたらもう青春の始まりでした。のちに命をも助けられたも同然の、長い長い付き合いとなったわけです(笑)

プラネタリウムというか、星空には皆さんそれぞれに様々な思い出があると思うんですよ。古今東西、星空に思い出が無い人ってたぶん居ないですよね。

久しぶりに「プラネタリウム」を聴いたら、自分の中に眠るいろんな星空の思い出が走馬灯のように浮かんできました。

小学4年に上がったばかりの頃に両親の離婚により転校を余儀なくされたのですが、次の住まいが見つかるまで私たち親子3人は母親の姉のところに居候させてもらうことになったんです。

山の麓の田舎で、夏休みに入るか入らないかのところであったと思うのですが、イトコのお兄ちゃんと、私と弟と3人で毎日のように夜になると外に出て夏の大三角形を研究していました。

中学に上がると友達と児童科学館に行ってプラネタリウムを鑑賞したり、高校生になってそれこそバンプに出会ってからは「プラネタリウム」を聴きながら星空を仰いで下校していたし、高校を卒業してからも年齢を気にすることもなく児童科学館に行ってプラネタリウムを鑑賞して、さらに車に乗るようになってからはどこぞの海とか山の麓でよく一人星空を拝むことが結構な頻度であったように思います。

現在、スマホの背景画面も星空なんですよ。自分って、イメージでは下を向いていたようで、実は空を見上げて歩いていたことのほうが多かったのかな?って思い直せた感じ・・・

暗闇でこそ星が光るように、良い思い出もまた冴えない日常の中でこそ光って見えてくるものなのかも知れないですね。