雪かきに疲れるなんて、もう何年も経験したことがありませんでした。本来は今冬ぐらい降るのがこちら地元の当たり前だと思うんですけど、温暖化の影響から暖冬続きで雪があまり降らなくなっていたんですよね。

ようやく冬らしくガッツリ降ってくれた安堵の反面で、これまた何年も遠のいていた本格的な冬道の運転に恐怖と疲労を感じる日々です。

とにかくスピードを落とすしかないのだけど、スピードを落としてもハンドルを取られるし、アクセルを踏みたいんだけど踏めなくて、車は進まないし、だけど止まるわけにもいかず、冬道ってそもそも運転するものなのか?とか果てしないことを考えると、そのうち笑いが込み上げてきます。

アパートにちょっと不快な住人がいて、そいつの玄関前にさりげなく雪をてんこ盛りにして日頃の憂さを晴らしてやろうかな〜とか思ったりもしたけど、そんなことは出来るはずもなく、内外無害に黙々と雪かき。

一方で別の部屋の住人は、自室の玄関前のみならず並びにある部屋の玄関前まで雪を片づけてあげていた様子です。きっと普段から損得を考えない心の広い人なんでしょうね。ちょっと自分が小さく思えたよ・・・。




「チューダーズ、ヘンリー8世背徳の王冠」を観終えました。

アン・ブーリンの処刑で話が終わるのかなあと思っていたら、ヘンリー自身の最期というか、しっかりキャサリン・パーの登場まで描いてくれていたので完全燃焼感がありました。むしろアン・ブーリン以降の、後半のほうが内容が深くて私には見応えがあるように感じました。

6人の王妃のうちで特に印象深いのはやはり有名どころのアン・ブーリンと、のちに同じく斬首に処されてしまったキャサリン・ハワードの2人。キャサリン・ハワードは、成熟したアン・ブーリンとは違ってまだ幼さの残る10代の少女でした。

あれだけ愛されて、欲されたのに最後は簡単に斬首されてしまったんですね。悲しいとかいうよりも、ただただ虚しい。実話だから尚更。

しかしながら、この惨い処断がはたしてヘンリーの独断だったのかといえば、そうではなかったんですよね。本当のところ側近たちが裏で糸を引いて仕向けていたところが多分にあった。

むかし何かの本で読んだことがあったんだけど、そこにある独裁の本質は「独裁者」そのものではなく黒幕なのだそう。

さて、どのドラマにも必ず一人くらいはベタ惚れする俳優さんに出会うもので、今回は主人公ヘンリー8世・・・ではなくて、その友人のチャールズ・ブランドン役を演じたヘンリー・カヴィルさんと、メアリー・チューダー役を演じたサラ・ボルジャーさんの2人に始終胸を高鳴らせておりました。

サラ・ボルジャーさんは顔が好みであるのと、首から胸元が私の中でストライクでした。彼女は現在29歳らしいですが、このドラマに出演していたのは2008〜2010年とのことなので、13年ほど遡らせましても、16歳ぐらいで既にこの出来上がりであったことになります。

劇中、とても印象に残った言葉がありましたので、終わりに書いておこうと思います。

「幸せな人生とは、ほどほどの富と豊かな大地、心の平安、争いのない対等な友、誰にも支配されず病のない健康な体、素朴な悟り、悩みのない夜」

調べてみると、これは古代ローマからある詩らしいです。いろいろと考えてしまいますよね。というわけで、今年もまたよろしくお願いいたします。