R氏からカーサムーチをいただきました。月桃の葉で餅を包んだ沖縄伝統の餅菓子で、厄除けや健康を祈願して食べられているそうです。

いただいたカーサムーチはR氏の親戚の方が作ったもので、餅を包んだ月桃の葉は、読谷村にある亡き祖母の家で育ったものだそう。

どうしてか、食べているうちに不思議な気持ちになりましてね。これも縁なのだと。

月桃の葉の匂いがどこか懐かしいような気がして、餅を食べ終わってからも尚しばらくは葉を鼻に押し付けたきり放すことができませんでした。いまも手元にあるんですけれどね・・・。

月桃は「げっとう」と読むらしいのですが、はじめこれを聞いたときに、私はつい違うほうの「ゲットー」を連想してしまいました。悪しからず。

一枚の葉の、ありがたいこと。いまも残波の風に揺られていることでしょう。