27歳という年は、やはり私にとって何かしら大きな意味を持った年でありました。きっとそうなると思い続けていたから現実にそうなってしまったのか、それとも生まれながらの運命であったのかは分かりませんけれど、27歳を迎えるまでに何かしら心積もりをしていたことは確かでしたので、我ながら納得はしているところです。

私の27歳は、一言で「決別」の年でありました。去年の夏に思い切って実家を出たのは、まずそれまでの自分との別れでありました。自立をしたことにより何となく気持ちに区切りがついて水子の供養ができました。水子を供養したことで恨みを思い出し、長いあいだ所属をしていた宗教団体を離れました。

宗教団体を離れ、いよいよ純粋に供養の一念で生きていかねばと気持ちを新たにしたところで、祖母との別れがありました。今は自分で言ったとおりに、ただ供養の一念で生きています。不思議と、すべてが連鎖に連鎖した別れでありました。これが私の27歳。

先日、20日はK氏の命日でもありました。今は四十九日の最中ということもあり祖母以外の墓参りは控えているのですが、あれから早くも2年が経ってしまったのですね。生きている限り、これからも大切な人の死を見ていかなければならないのかと思うと気が遠くなります。

今は1週間くらい、お寺にこもりたい気持ちなんです。まだ空も明けきれていない静かな早朝に、遠くからカッコウの鳴き声が聞こえてきて、それを聞いていたら余計にお寺にこもりたくなりました。



きっと初めてこの日記を読む人にとっては、27歳がどうとか、水子供養がどうとか、祖母がどうとか、K氏がどうとか、全く知らないことです。いえ、知らなくてもいい。

ブログを始めて、早くも8年ほどが経ってしまいました。27歳を終えまして、どことなく自身に一つ区切りをつけようと思い、過去の記事はいったん封印し、また新たにスタートを切ることにいたしました。長いこと読んでくださっている読者様には、きっと理解していただけることと思います。

改めまして、今後ともよろしくお願いいたします。