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ちょっとした小話。

大雨の中で啼き叫んだ。

もう、幸せだった時間には戻れない。

貴方は俺を堕としたんだ…

アナタという…


――…甘い、罠に


何故、そうまでして…

絡め、堕とすのだろう。



幸せだった時間は戻らない。

貴方が俺を絡め、堕とした日も酷く降り続く大雨だった。

自分の気持ちに偽りを誓った…

そんな、大雨だった。





『血の旋律シリーズ』完全スピンオフの物語…


『血籠の結ニ』。


本編にはなかった苦く、切ない物語が今。


誰が物語のヒロインかは、読んでからのお楽しみに!!!





血籠の結…


絡められた日々を記憶する。


貴方に抱かれ、心が痛くなりました。

戻せないなら…
堕ちて下さい。

深い、深い、闇の底へと…
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何年か前に書いた小話。

――天神界・光皇城・玉座


「迥、見合いをせぬか!?」


天神界レイに聳え立つ光皇城の玉座に座る男性が、唐突な投げ掛けをしてきた。
銀糸の髪をした男性が、ぽかーんとする。


「み、見合い?彩夜…」


「ソナタも良い年齢だ。ここは、一つ契りを交わす相手を探すのも悪くない…」


フワッとした微笑を浮かべる彼の瞳を見るなり、顔がひきつる。
この男は、迥が忠誠を誓った姫神の伯父にあたる。しかも…同じ年齢なのだから余計に断りにくい。


「僕、契り交わす気ないよ…」


「そうか。勿体無いなぁ…海王自ら『我が娘と見合いをさせたい』と…願い立てられたのだが…」


「弥梨様から!?」


「あぁ…」


海王 弥梨と云えば、美しき海龍。その弥梨の娘である輝は天神界三代女神の一人だと噂。


「美しき、海王を怒らせたくはないから…断りはしなかったんだが…迥が契りをかわしたくないなら仕方ない」


「ちょっ、待って!見合いする…見合いするからぁぁぁっ」


「してくれるのか…」


「うん…」


†††


迥と輝の出逢い編も書きたいなぁ…と思って序章的な感じで、何年か前に書いた小話。
何時かは番外編で書く予定入っています。
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仄めく暗がり、血の修羅

しとしと。

赤い雫は地に溜まっていく。

男は無数に転がる屍を見つめ、佇んでいた。


「――…いけないんだよ、ズルは」


自嘲じみた笑みを浮かべた。


君達がいけない。
僕に刃を剥けたから…

愚かな輩達よ。


「この…僕を…誰だと思っているの?」


感情の無い瞳が無数の屍を映していた。


新連載する小説の目次

来年から新連載する小説。

『四十八歳で掘られました』


●プロローグ

●厄年過ぎたのに、厄が来る。

●先祖は海王ですが何か?

●身長181センチの男は身分証明書と友達です。

●爽やかな二回り下の男は変態だった。

●不幸な体質が改善されないのは、奴のせいにしておこう!

●ドス黒すぎて、純白にはなれません。

●幽霊と僕、どちらに犯されたいですか?

●身長差が物を言う時代のハズ。

●デザートとはナニご?

●女体盛りならぬ男体盛りプレイを、ご希望だと?!!!


と、ここまでが序盤だったりします。
目次のタイトルにツッコミは無しですε=┏(; ̄▽ ̄)┛


あ、でもね…

女体盛りならぬ男体盛りプレイを、ご希望だと?!!! の次は…

活きの良い真鯛の頭はナニ専用。なのよ…wwww
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小説メモ

貴方が僕を。

繊細な蝶で、白椿と例えるなら…


僕は貴方を…

花海棠と例えるよ。


どんな悪魔や魔族がいるかは知らない。

けど、僕が出逢ったのは…

紛れもなく。


美しい姿をし、温和な人柄をした男性。


残酷な事をする様には見えなかった。

穏やかな表情が今でも印象的で…

最初は天使だと思ったんだ。


僕の命は短い。


儚く短い…


だから。


貴方に託そうとしたんだ。



――…名と共に



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