2023年最後の日記

ここ数ヶ月、ユーチューブで「Poor girl」というチャンネルを視聴しています。

ベトナムの奥地で、7歳の女の子が食物を売りながら一人で暮らしているという、一見すればタイトルのとおり何だか可哀想に思えてくるような、だけどそのたくましさにどこか勇気も貰える動画です。

両親のこととか身の上の背景が一切わからないし、はじめは企画なのかな?とも思ったんだけど、見てるとそういうアレでもないような、まあ余計なことは考えないで、とりあえず東南アジアの風景に触れたくて視聴しています。

動画の道ゆく女性たちを見ていると、なるほど自分でもベトナムに馴染む顔かも〜って気がしてくるんですよね・・・。




今年は卯年、私は年女でございました。

年女って何かあるのかな。「アンネの日記」を初めて手に取ったのが12歳のときで、初めて沖縄に行ったのが24歳のときで、祝初海外に行くことが出来たのが現在36歳の・・・なんか不思議と節目に革命みたいなものがあることに気がつきました。一つ、また一つと新しい扉を開いていくような感じがして、ちょっとワクワクしますね。

六星占術がよく当たるから、このうえでの12年は多分に意識して生きてきたけれど、よく考えてみたら卯年も侮れませんでした。

今年は母親の術後5年を無事に経たところから始まりまして、素晴らしいものにたくさん触れて、たくさん感動できた1年でした。

三代目JSBのライブ、青森県民でありながら実は初めて鑑賞した立佞武多祭り、そしてカンボジアの旅に、締めくくりに親友の結婚と、もうお腹いっぱいでございます。

生きていれば良いこともあるんだなあって、大袈裟な言い方かも知れないけど「あのとき人生を諦めなくて良かったなあ」って、そんなことを強く思っています。

むかし廃人だった頃、それでも自分にはささやかな夢というか、ひとつ目標があったんですよ。まだカメラも持っていなかった頃でしたが、マイカメラを首に下げていろんなところを旅行しながら風景を撮って歩くことでした。

そんなことが夢だったのか?って感じなんですけど、私にとってはそれが目指したい未来の自分像だったんですね。だから、ようやく海外まで行って写真を撮ることができた今が凄く嬉しいのです。自分で稼いだ、自分のお金で行けたところに、よく分からない達成感を感じています。

もし次があるならば、次は・・・いよいよドイツに行きたい。本当は初海外はドイツで飾りたいと思っていたし、それを目指して頑張ってきたのでしたが、今回どうしてかカンボジアしか浮かんでこなかったので、これもまた何か縁があったのだろうと思っています。

行きたいところを挙げれば切りがないし、もちろん全てに行けるとは思っていないけれども、許されるなら、いつかはアンネの隠れ家と、アウシュビッツ収容所にも足を運んでみたいと改めて強く思うようになりました。

経験とともに考え方も変化して、ここへは行かないほうが良いのではないかと、すっかり遠ざかったいたところがあったのですが、カンボジア旅行中に添乗員さんに相談をしましたら「そのために遺されている場所なので関心があるなら実際に行って見るべきと思う」と返ってきて、またちょっと考えが変わってきたところです。




同じことの繰り返しの毎日の中で、些細なことでも目標を持って生きるって凄く大切なことだなあと思いました。

人って、良くも悪くも「もうこれで良い」ということがありません。ひとつ目標を達成できれば、ひとつ問題が解決すれば、また次が待っています。試練なのか、精神が貪欲なのかちょっと分からないですが。

今のところ次なる大きな目標とかは特に無いんだけれども、昔から世界史検定1級合格が夢なので、余裕がある時にコツコツと勉強をしていきたいなあとは思っています。

何十年とコツコツと勉強をして60〜70代になってから晴れて合格している人たちもいるそうなので、憧れるし、それに倣いたいなあって・・・。

だけどアレ、塾の講師でも取得するのが難しいと書いていたし、過去に試しにアプリだったかサイトだったかの問題に挑戦したらかなりマニアックな、「え?誰?知らない」しかなかったので、自分の頭では厳しいだろうという前提で、だけど夢です(笑)

今年も一年ありがとうございました。皆さま良いお年をお過ごしください。

推し活の効果


写真は、とある道の駅で購入したかざぐるまで、風を与えるとちゃんとクルクルと回るんですよ。いろんな色や柄があったけど、これが一番しっくりきました。




同僚がBL小説やドラマに激ハマりしていて、ドラマに出演しているお気に入りの俳優が某アイドルグループのメンバーということもあり、高じてMVやライブの動画なども見あさっているようです。

毎日ほぼ四六時中キュンキュンしている状態らしく、それによって女性ホルモンも刺激されているのか、気づけば気にしていた顎の髭が生えてこなくなったとのこと。

推し活も十分に立派な恋愛で、女性は十分に女性らしく生きられることが証明されましたので、今回このことを受けて、自分も「推し活でもイケるかも知れない」と喜んでいるところです(笑)

しかしながら、推し活をしようにも、こういうのって見つけようと思って見つかるものでもないじゃないですか。若い頃に「推し活」状態にあった、もう死ぬほど愛した藤原基央という男がいたけれども、あそこまで愛せたのは後にも先にも彼だけなんです。

強いて言うなら、現在はsugizoがいちばん自分の中で存在が大きいかな?という気はしているけど、若い頃に発していた情熱とはまた違うような。部屋の壁を雑誌の切り抜きでいっぱいにするなんてことは無いですからね・・・。

同僚何人かの話を聞いていると、皆さんそれぞれに推しがいるんですよ。それも自分と同年代の人たちほどハマってる感じがしますね。グッズとか、特典付きの限定CDを購入したりとか、皆さんそれぞれ楽しそうなんですよね。

ユーチューブでたまたまホストに狂う女性たちの動画を見かけて、いろんなエピソードがあったから見出したら止まらなくなってしまって、気づいたら数時間が経過していた、なんてことが最近ありました。

ひと晩で100万とか、専門用語で「担当」って言うんですか?お気に入りのホストに貢いだ総額が億を超えるなんてことも当たり前の・・・

自分なら、それだけのお金があったら母親に家を買ってあげたいのと、世界遺産めぐりの旅に行きたいかなあと思いつつ、お金を使っても使わなくても最後はみんな等しくこの世を去ることを思えば、推し活もそうだけど、自分の思うところにお金を使える人生が何より幸せなのかなって思いましたね。

(それが借金だったらアウトだけど)




中国時代劇ドラマ「清越坊の女たち・当家主母」を視聴しました。

予告を見た時点で胸が熱くなったのですが、本当に内容が素晴らしくて、あっという間に完走してしまいました。私の中の特別枠に久しぶりの追加となります。誰かれとなく礼を言いたいこの感じ・・・。

やっぱり私は清朝時代が舞台の物語がとても好きですね。風景にも馴染むものがありますし。

話の途中に何度かワンタンを食べる場面が出てくるのですが、もうそれが凄く美味しそうで、私も久しぶりに作って食べようと思いました。自分の味付けがけっこう美味なんですよ(笑)

わたしの魔境

幸楽苑でジャン・ペイジにそっくりな人を見かけて、しばらく釘付けになってしまいました。「抱かれてみたいなあ」って思いました。「添い寝だけでもいいから」って。頭の中ではブリジャートン家さながら、あんなことやそんなことの妄想の嵐でしたよ。まさに幸楽でした。

隣りを見ると、眉間にシワを寄せながらスマホをピコピコといじっている旦那・・・。もう溜息しか出ません。まあ向こうもきっと同じなんだろうけど。なんか、昔から吉岡里帆が好きだって言ってますね(笑)




親友が結婚しました。

私が人生初の海外旅行に行けたことよりも大事件であります。

婚活サイトで知り合って、交際期間わずか2ヶ月という驚愕のスピード婚でした。自身は結婚するまでに8年半もかかったので、どうしてもそれと比較してしまい、正直なんだかな・・・という思いもないわけではありません。

そういえばイトコ姉も交際半年くらいで結婚したんですよ。その時も、ちょっとモヤモヤしましたね・・・。

このことを旦那に嘆いたら「じゃあまた誰かと出会い直して2ヶ月で結婚すればいいだろ」って返ってきました。

はあ・・・

しかしながら、何はともあれようやく親友も結婚できたことは素直に嬉しいし、安堵しているところはあります。ここだけの話、彼女、触れた男性の数はけっこう多かったんですよ。自身も少なかったとは言わないけれども、彼女はずっと上を行っていました。

だけど皆さんなかなか将来に繋がらなくて、彼女はいっそう不安定になっていくし、私も自分のことだけでも精一杯で、それでもってメールの山でしたから、それを泣きっツラで読んだり、怒りの矛先に困ってスマホを床に投げつけたりとかして、お互い見えないところで本当に大変だったんですよね。

私がようやく結婚できたところで、彼女も結婚に対する意欲を改めて燃え滾らせまして、だけど自分ではもう上手く探せる気がしないというので、「ならば婚活サイトはどうだ?」と提案をしました。

はじめは「詐欺とかに遭ったらどうしよう?」とか不安に渋っていたけれども、とりあえずやってみろと、最初の設定とかプロフィールの文章を考えたりなど始めだけ手伝って、あとは本人に任せたのでした。

そしたらびっくり、2ヶ月で結婚だってよ・・・

彼女の両親もこれで安心できたと思います。お盆中、久しぶりに彼女の母親に会ったら、だいぶ年を取ったなという印象を受けました。

これまで色々と大変だったけど、彼女からラインで「ありがとう」という言葉とともに送られてきた、旦那さんと仲睦まじく婚姻届けを広げて持っている写真を見たら、私はどこか、ひとつ自分の役目を終えた気がしたのでした。

自身がいちばん苦しかったときに、変わらず傍にいてくれた人だったということもあって、あとに彼女に寄り添うのは自分の責務だと思っていたところもありました。

ここから先は、彼女のことはある程度は旦那さんにお任せすることになると思うので、私は、ちょっと変な言い方かも知れないけど隠居みたいな感じになるのかな・・・。それもそれでちょっと寂しい気もするけど、これが大人の友情の在り方なんだろうなあと思いますね。




以前から気になっていた映画「わたしの魔境」を視聴しました。

オウム真理教に関しては私も個人的にたいへん興味があるところでしたので知識は備えているつもりです。宗教団体って結局のところ何なんだろう?って、改めて考えさせられました。心の拠り所にもなりえるし、悪の巣窟にもなりえる。

今だから言うんだけど、私が過去に入っていたのは創価学会だったんですよ。最近、池田名誉会長が亡くなられたというニュースを見て、さすがに絶句してしまった場面もありました。

私が妄信的に活動をしていたのは二十代前半の頃で、会合にも真面目に参加していたし、選挙活動にも微力ながら関わっていた時期もありました。

今振り返っても、創価学会は教義自体も全く間違っていないと思うし、オウム真理教のような危ない組織だとも決して思っていません。ただ、学会員の中には過激な発言をする人たちもやっぱりいまして、組織というよりも、その発言に不信感を抱くようになって、次第に組織自体に嫌気がさしていった感じでした。

二十代初め頃に、当時交際をしていた男性とのあいだに望まない妊娠をしてしまい、これを機に入籍をするのか、あるいは中絶をして別れるのかで相手方と争いになったんです。相手がよりによって創価学会を目の敵にしていた人で、かたや私は妄信的に学会にのめり込んでいたので脱会なんて考えられませんでした。

だけど中絶にも踏み切れず、争って、泣いて寝込んでいるあいだに流産してしまったんですね・・・。流産した日が12月1日だったこともあり、つい昨日もそうだったんだけど、毎年この日になると気持ちが沈むのです。

女性にとって流産したときの悲しみって耐えられないものですよ。それが望んだ妊娠であっても、そうでなくても。

創価学会が直接どうこうというよりは、宗教にのめり込んでいた自分を恨んでいました。

ショパン

ざっくりとでしたが、古代から始めていたイギリス史の勉強も、ようやく第一次世界大戦の時代に入りました。

興味がある時代だけを探るのとはまた違った感動がありますね。貴族や中産階級のみが得ていた選挙権を、労働者や下級市民も得られるようになったところに、ことのほか込み上げるものがあった今回。

王様たちも大変だったんだろうけど、議会なり歴代の首相たちが精神的にキツかったろうなあって・・・何だか私も痛々しい気持ちでいろいろ読んでました(笑)

どこか自分の中で遠ざけていたイギリス史に興味を持つきっかけになったのが、ドラマ「女王ヴィクトリア愛に生きる」でした。トーリ党のこともよく知らなくて、なんとなく知りたいと思ったんですよ。

そのうち、今じゃ大好きなドラマ「アウトランダー」にも出会ってしまったわけですが、ジャコバイトのことも全く知らなくて、だけど勉強が進むうちにスコットランドのことが少しずつ分かってきて、そこでジャコバイトのことも理解して、ドラマが数倍おもしろくなりました。

ドラマもそうだし、たとえば歴史の本を一冊読むにしてもそうなんですけど、知らない単語を調べながら見ていくと、どんどん世界が広がっていくし、また一つ知識を得た新しい自分に生まれ変わっていけるような感じがして嬉しくなるんですよね。

自身が嬉しくなると、心の波風だったり、迷いだったりが和らぐか、あるいは消えたりもします。




先日、ひとり山のほうへドライブに行きました。

クラシックとか、ピアノ曲には日常ではほとんど触れることがない中でありますが、それでも最近ユーチューブで落とした、ショパンの名曲集を聴きながら走ったんですけれども、それが、まだ残っていた紅葉の風景に合っていて、ハンドルを握りしめながら一人しんみりとしていたのでした。

映画「戦場のピアニスト」の中で、主人公がピアノ奏者ということもありショパンの曲がいくつか流れるんですけれど、その影響から彼の曲には少しだけ馴染みがありました。

やっぱり自分には、一人ドライブがいちばんメンタル緩和に効果があるように思えた・・・

その前の晩に、同僚宅に泊まったんですよ。同僚の行きつけのスナックにも行ったりして、金曜の夜ということもあって店内はお客さんのどんちゃん騒ぎでたいへん賑わっていました。もう皆さんカラオケのマイクを離さないんですね(笑)

年配客がほとんどで、北島三郎とか、細川たかしとか、吉幾三とか、あと女性陣もいろいろ歌っていて、凄く楽しそうで何よりだったんですけどね、私にはつらかった・・・

私は端っこの壁際に座っていたのですが、もう帰りたくて、その場の雰囲気も大事にしつつ、できる限り壁のほうを向いて心の中で泣いていました。その同僚宅でもなく、自宅に帰りたかったんです。

実家以外、人の家に泊まるのが基本的に嫌なんですよ。ていうか人の家に行くことが自体が好きではなくて。その同僚は人といるのが大好きな人だから、こういう賑やかなところが性に合っているだろうし、日々のストレスも発散できるのだと思う。

これからは、この類の誘いはやんわりとお断りしたいと思いますね。お世話になっている人だから、ないがしろには出来ないけれども、だけど嫌なことを我慢してまで・・・っていうのは何か違う気がしました。

職場の人とプライベートでも交流を持つのは良し悪しですよ。自分を解放し過ぎたと、今ちょっと後悔している。自分はまだ頻繁ではないから良いほうだけど、頻繁な誘いを断り切れず食事やら何やらで経済的に困っている同僚もいるもんね・・・。そうなると、お金だけじゃなくて時間も束縛されちゃうでしょ。

というわけで、一人になれる嬉しさに感極まって、同僚宅を出てまっすぐドライブに行ったのでした。

再視聴


写真は、道の駅で購入した手作りのコースターと、ダイソーで300円で購入したマイボトルです。

すごく可愛くて、日々使用しながら同時に癒されています。このあいだダイソーに行ったらびっくりしました。200〜500円の商品のほうが多いように感じて、もはや「100均」ではなくなったことを実感しました。




ちょうど10年の時間を経まして、再び「宮廷の諍い女」を視聴している私です。

歴史が好きなゆえ、とりわけ海外ものでは時代劇を好む傾向にある自分ですが、時代劇ドラマを再視聴することは、なにげに人生初のことであったりします(笑)

もう一度完走したいなあと思いながら、だけど内容が内容だし、話も長いから視聴するのにエネルギーを使うので何となく躊躇い続けていたのですが、10年ってちょうど良いのかな、自然にスイッチが入ったのでした。

主人公の化粧が少しずつ濃くなっていくところと、強く、賢くなっていくその移ろいを見ているのが、たまらなく好きです。

このドラマでは、女に生まれてしまったゆえの苦い経験や複雑な思いに共感できたばかりでなく、日常の人間関係における対策などにも役立てることが出来たんですね。物事には必ず原因と意図が隠されているので、ドラマの主人公さながらに、怒りに任せる前に相手の発言の意図を考える習慣を身につけるきっかけになったんです。

家族なり、心を許せる友人や同僚以外においては、仲良くなることよりも敵対しないことが何より大事であることを一番に学んだような気がしました。

同じ脚本家が手掛けた「如懿伝 、紫禁城に散る宿命の王妃」も主人公の演技力が本当に素晴らしく、また内容も非常に見応えのある作品だったのですが、あれは残酷すぎるばかりか最後まで救われない話でしたので、ショックのほうが大きくて、ある意味で二度と視聴することはないと思いました。

やっぱり、最後は主人公が勝つ話のほうが、自分も元気をもらえる気がします。
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ギルドさんのプロフィール
性 別 女性
年 齢 36
地 域 青森県
系 統 普通系