令和の中でも珍しい最っ高の鬱アニメでした。
本当にありがとうございました。
何事にもポジティブに解決！なイメージの多いこれまでのバンドリの作風からガラッと変わった作品でリアルタイムの感想はさぞ賛否が分かれたでしょうなぁ…。
私はこういうの大好物だが。←
途中からギッスギスのドッロドロでもう誰か助けてくれー！って言いたくなるくらい重々しく、人間の嫌〜な面が溢れ出てくるが、そこを乗り越えた先に待つカタルシスを垣間見た時にはMyGOを観て本当に良かったと思えた。
最後には必ず良い方向に向かってくれると信じてたよ！バンドリだもの！←
正確には地固まるというか、これからスタートラインに立ったって感じだろうけど。
皆胸の内隠したままの上辺だけの会話より断然良いと思うのよ。
迷子のままもがきながらも少しずつ前に進めれば良いじゃんね。
個人的に好きなアニメ作品のラインナップ入りしたが、少なからず不満点もあり、13話構成の内実質の最終回は12話であり、13話はあからさまに2期へ繋げるための布石に使われてしまったのは残念である。
そのため騒動の発端となったであろう人物の心情や動機については特に回収されないまま終わりを迎えたため、2期で広げた風呂敷が畳まれることに期待したい。
不思議と見終わったら主要人物皆好きになってた。特に長崎そよちゃんがツボですわ。
初回からずっと不気味なくらい笑顔で面倒見が良いママ属性も有りながら、こっそり爪をカリカリ擦ってる描写がちょくちょくあったから、今イライラしてるよな…絶対裏の顔あるよなこの娘…いつ露わになるんだろ…と黒い部分を密かに期待しながら見てたから、7話で様子がオカシクなってラストで本性出た時には｢ほいキター！待ーってましたー！｣と無駄にテンソン上がっちまったぜ。←我ながら性格悪い自覚ある
回想で愛音ちゃんの名前が呼ばれなかったシーン流れた際には、こんなとこにも伏線用意されてたのか！？と。
はっ…！と、なってしまった。
で、8話以降どんどんそよりんの化けの皮が剥がれてくワケですが、なぜそういった歪んだ人格(依存性、執着)が形成されてしまったのかが9話でほんのり明かされたり、そよりんに限らず他のメンバーの心理描写も細かく、少しずつ回収されていくので一気見があっと言う間に感じた。
些細な動きとか表情、仕草も見逃せないくらい丁寧に作られてる。サンジゲンの仕事ぶりが素晴らしいです。
唯一野良猫ちゃんのキャラクターは未だよく分からず、良くも悪くも自由奔放な人だが…でも野良猫ちゃんなくして再起は出来なかったんだよなぁ…この迷子達。
と言うか愛音ちゃんと野良猫ちゃんに楽器渡されるシーンは胸アツ過ぎでしょう。
そよりんの居場所が確立した名シーンだと思ってる。
毎度毎度続きが気になるような良いとこで終わるんだもの。本当今回の構成よく出来てんなぁと感心致す。
2期が待ち遠しい限り。
あとOPしゅき。毎話飛ばさず観てた。
youtu.be
心なしか最終回を経る前と後で印象も変わって見える。
そよりん(と野良猫ちゃん)の謎衣装は11話で明かされるが、そよりんについては捨てきれない過去や未練を半分引き摺ってるアンバランスな心情を表しているのかも知れないと勝手に解釈してる。
そよりんもいつかまともな衣装が用意されたときにはMyGO!!!!!として踏み出せているのかなぁ…なんて。
いじょ。
