《迷迭香(マンネンロウ)の愛の追憶》
マリー（右）はロウ＝ス（左）のことを愛している。
ロウ＝スもマリーのことを愛している。
それは今も昔も変わらない。
なのにまだお互いに恋も自覚してなく出会った最初の頃や、恋に落ちてから、そして相思相愛になったばかりの頃のような、トキメキや感動、燃えるような情熱はいつの間にか冷めて、感じることがなくなった。
そう、マンネリ化した関係がもたらす自然現象。
二人は昔の互いに激しく求め合う情熱を思い出すため、相思相愛の恋人たちを引き裂いた上で敵同士の関係で争わせ試練とし、片方にはその先に二人の愛が取り戻せる方法を提示することで、それでも愛を求めるか？そして取り戻すまでに至るか？を観察する試み＝ゲームを思いついた。
それによって自分たちの失われた何かを思い出せるかもしれない。
二人には有り余る財力と人を動かせる権力だけはあったため、試みを実行することはさほど難しくなかった。
果たして二人の思惑は果たされるのか？は、試みに投入させた恋人たちにかかっている？
※※これはフィクションです※※
ちなみに、二人の名前はマンネンロウ＝ローズマリーのローズマリーから、ローズ→ロウ＝ス、マリー→マリーになってます☆
