桜の命の星結晶0

《桜の命の星結晶》

「散る桜の花の命を集めたこの結晶があれば……。
これを狙う者たちに簡単に渡すわけには行かないな」

※※これはフィクションです※※

呪文詠唱師(Spell caster)0

《呪文詠唱師(Spell caster(スペルキャスター))》

『囁(ささや)き、詠唱(えいしょう)、祈(いの)り、願(ねが)い呼(よ)び覚(さ)ませ!(Whisper(Murmur) - Chant - Pray - Invoke !)』(←省略形)

を省略しないとこんな詠唱↓

『自然(しぜん)に宿(やど)る神(かみ)の残気(ざんき)よ、生(い)きとし生(い)けるものに吹(ふ)き込(こ)まれし聖霊(せいれい)と交(まじ)わり給(たま)え。
 創造(そうぞう)と破壊(はかい)、生(せい)と死(し)の力(ちから)を内包(ないほう)する鍵(かぎ)となりて、世界(せかい)に干渉(かんしょう)する扉(とびら)を解錠(かいじょう)せよ。
 さすれば汝(なんじ)が再(ふたた)び生(い)きて世界(せかい)を彩(いろど)らん!』

の後に、実際に使いたい効果を叫ぶ。

『点火(ファイヤー)!』
『火弾丸(ファイヤーブリット)!』
『火矢(ファイヤーアロー)!』
『火炎球(ファイヤーボール)!』
『火炎壁(ファイヤーウォール)!』
『治癒光(キュアライト)!』
『回復(リカバリー)!』
『自然治癒力増進(ナチュラルヒーリング・エンチャントメント)!』
『復活(復元)(レストレーション)!』
『復活(死者蘇生/蘇り)(レザレクション)!』

等々。

 ちなみに『詠唱』部分が長いのでその間に邪魔される可能性があるけど、「詠唱空間」が術者である呪文詠唱師の周辺に作られるので、中にいれば、ほぼ邪魔されない。というか、「詠唱空間」が作られないと呪文の効果を呼び出せない。

 それじゃ無敵すぎる?いえいえ、呪文詠唱師に話しかけ続けて、無視できない内容を工夫することで、詠唱を中断させれば……。
 一応、「詠唱空間」が維持されている間は、詠唱が途中で止まって、間に別の会話を挟んでも、詠唱に使う言葉と普段の会話に使う言葉が違うこともあって、中断したところから詠唱を続ければ大丈夫の判定もあるけど。
 「詠唱空間」を維持できないほどに動揺させて集中力を途切れさせられたら、勝てる。

 詠唱をするのに必要なのは集中力で、マジックポイントとか精神力は最低限(数値的には1ポイント)あれば、後は「詠唱空間」を通じて周辺から魔力や神力にあたる力を取り込めたりする。

 ……で、いちいち詠唱を唱える場面を入れるのは難しいので(アニメだと時間、小説だと文字数を食う)、そういう時のための最初の省略形がある。さらにはそれも省いての『火炎球(ファイヤーボール)!』とか最後に叫ぶ部分だけの描写もあり。

──「神亡き世界で神を呼び覚ます最強の呪文詠唱師」の設定より──

※※これはフィクションです※※

「神亡き世界で神を呼び覚ます最強の呪文詠唱師」というタイトルの物語(ラノベ、アニメ、ゲーム)があるっぽく書いてるところも含めて、全部思いつきで創作したフィクションですよ〜。

なお『囁き、詠唱、祈り……』の部分で見覚えがあると思った方、はい、これはゲームの「ウィザードリィ」のカント寺院の高僧がキャラクターの復活を依頼した時に出てくる「ささやき、詠唱(or祈り)、祈り(or詠唱)、念じろ!」が元ネタです。

これだとどこに飛ばされたかわからない0

《これだとどこに飛ばされたかわからない》

人工の建物等が無い、自然メインの場所だと。
でもちょっと頭を働かせられれば、人の手が入った“自然”であることに気づくだろう。
まぁ、人以外の“何か”が手入れをしている可能性もあるけど。

※※これはフィクションです※※

アバプリ送るミッション用撮影。

和風喫茶で給仕の奉仕をしていたら江戸時代に時間遡行したんですの?!0

《和風喫茶で給仕の奉仕をしていたら江戸時代に時間遡行したんですの?!》

「私(わたくし)、和風喫茶(わふうカフェ)で給仕(きゅうじ)の奉仕(バイト)をしていたら……店に暴走車(ぼうそうしゃ)が突っ込んできて。
とっさに近くにいた趣味人(おたく)の男性が厨二病(ちゅうにびょう)で夢想(むそう)する超カッコいい助け方で庇(かば)われて轢(ひ)かれはしませんでしたが。突っ込んできた車がタンクローリーだったことで大爆発して、気がついたら時代劇で見たことのある江戸の町のセットのような場所に立っていましたの。
なんと!驚いたことに江戸時代に時間遡行(タイムスリップ)していたんですの!!
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クリスマスぼっち同盟男子会0

《クリスマスぼっち男子会》

クリスマスは海外では家族と過ごす、楽しくも厳粛な日であるが。恋人たちの聖夜として定着してしまった日本では、家族と同居してるかどうかを問わず、恋人のいない独身者たちは男女問わず「寂しい人」のレッテルを貼られて肩身が狭い。

そんな中で全国規模でネット上で発足されたのが「クリスマスぼっち同士で集まって楽しく過ごそう」という主旨の「クリスマスぼっち同盟」である。
「男子会」「女子会」と実質合コンの「男女合同会」に分かれて、それぞれクリスマスイブ〜クリスマスを寂しくないように乗り切る企画が出されたが。

「男子会」では、クリスマスそのものを避けたいとの思いから、クリスマスシーズンに紅葉(こうよう)が見頃になる場所に1泊2日の旅行(2023年のクリスマスである25日は月曜日で、仕事がある人は24日の夜は泊まらずにとんぼ返り、もしくは職場から近い人は泊まっても翌朝に旅館やホテルから出勤)と決めた。

だがしかし、紅葉はバッチリで露天風呂(ドラム缶風呂でも「温泉」ではないが立派に露天風呂である)を楽しんでいた「男子会」に異変が!

「……雪、だと?」

「あー、いいっすね!雪見風呂で。この勢いだと降り積もるんじゃないかな?後で雪だるま作ろう!」

「くっ、ここにまで追手が……!」

「追手って?何のことっす?」

「バカめ、俺たちは何から逃げてきてここにいる?」

「クリスマスイブとクリスマスっすね!」

「では今日はクリスマスイブだが。そのイブもしくはクリスマスに雪が降り積もることを何と言う?」

「ええっと、確か……ホワイトクリスマス……ああっ!?」

そう、彼らを見舞ったのは、クリスマスに“確実ではないが”雪が降る可能性のある地域でロマンチックなクリスマスの代名詞となっている、ホワイトクリスマスの洗礼だった!

天気予報と違う?ノンノン!天気予報は関係ない!恋人たちがロマンチックなクリスマスを過ごせるように願ったことで、奇跡が起きたのだ。
とはいえそれが奇跡でロマンチックに思えるのは、願った恋人たちだけで。クリスマスぼっちたちにとっては苦虫を噛み潰したような表情でおもしろくないはないだろう。

そしてクリスマスぼっちたち、恋人たちを含めた多くの人たちが、「突発的な積雪が予想される降雪」によって降雪による渋滞、事故の多発、除雪作業の重労働の発生という雪がもたらす負の要素に巻き込まれるのだった。

※※これはフィクションです※※

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