私はやはりあの時代に生きてい たのだ。そしてこうやってこの時代にやってきたのだから、やるべきは一つ。影響を受ける速さと深さは誰にも負けません。小野寺です。



男女の壁とは何ぞや。強くあればそれはいとも容易に超えられるのであります。そんな陳腐な考えに縛られているからこそ生き苦しむ事になるのだと、そう思うのです。



貴様、汚いぞと罵り吐き捨てる日はそう遠くはなさそうだ。いつの日か独立を目論む我が故郷にご愛着。そうなれば私は琉球の犬と成り果てるのだろうか。否、より良いお国へと誘わん。それが右のお方では御座らんか。



第12師団長の小野寺は戦場を駆ける。小さき沢山の未成年の命を背負って。現場に立つのは男ばかりではない。力が全て、と言わんばかりに殺生道具を振り回す日々です。




明日も私は私。現世と云う名の戦場を駆け巡りたいと、そう明日の私に挑戦状を突き立てて、深い眠りに付くのです。




おやすみなさい、日本の夜明けまで。