宇宙戦争×ロボットアニメ風7

《宇宙戦争×ロボットアニメ風》

──西暦20XX年、有人での月探索計画で月で発見された新鉱石ルーナケサラン・パサラナイト。それはSFの中でなら当たり前となっていた長距離ワープ航法の宇宙船の本体を作る素材としても、ワープエンジンのエネルギー源としても優れていることがわかり、すぐにもワープエンジン搭載の宇宙船が試験的に作られた。

公式に記録されてはいないが、一説にはルーナケサラン・パサラナイトを発見した鉱山の奥に、ワープ航法を可能にする理論とワープエンジン及びそれを搭載する宇宙船の設計図が書かれた石板が安置されていて、ワープエンジンを搭載した宇宙船そのものも埋められていたため、それらを解析したことでルーナケサラン・パサラナイトの発見とその活用法の判明から時を置かずに、一足飛びに技術の革新が進んだとする話が、まことしやかに噂されている。

そうして人類が本格的に宇宙に進出したきっかけとなった西暦20XX年をのちに遡って宇宙歴元年とし……その数十年後の西暦2XXX年、宇宙歴XX年には、宇宙資源を巡っての戦争が激化していた。

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縁側で花見の贅沢0

今日の無料ガチャは、かご盛りパン(青)。


《縁側で花見の贅沢》

ラフな部屋着でパンでもつまみ食いしながらで。

奏良音(そらね)の住む“この街”の水髪(みかみ)邸でも、南側に面した部屋の窓やバルコニーからで、屋敷の建っている丘の下の公園墓地に植えられた様々な品種の桜の花見をできるが。水髪邸は洋風建築で、残念ながら和風の縁側は無い。

一方、ソラ男の実家は古い日本家屋で広い庭があり(※)そこに植えられた桜の花を眺められる縁側がある。
ソラ男の実家はソラ男の両親が若くして揃って事故に遭って亡くなった後は、当時10歳だったソラ男も奏良音(そらね)パパの家に引き取られて養育されることになったので、誰も住まなくなって長いが。時々近くに住む本家の人間の手配で手入れをし続けてくれているため、実家のある土地での(主には本家の方の)用事があって里帰りした時には泊まれるようになっている。

なので奏良音(そらね)は、桜が咲き始めたら土日にでもソラ男に連れていってもらって、ソラ男の実家の縁側で花見を実行するつもりだ。

※※これはフィクションです※※


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