一体私は何をしているんだろう。昔を懐かしむためには多大な出資。まったくここまで成長出来ないとなると、将来は嘸かしお先真っ暗である。小野寺です。




私が上京した理由。
映画に携わりたい。そんな小さくも大きな野望から。しかしどうだろう。今は私が精を注いでるのは保険を後期高齢者に売り捌く為に電話のベルを只管鳴らす事。もはやこの地に居なくても出来ること。




しかし、最近は開けてきた夢の玄関先で私は何かを躊躇っている。否、面倒は嫌だとばかりに行動に制限を掛けているんじゃないだろうか。動かねば何事にも辿り着きはしないというのに。



げに大人と云うものは。
言い訳スキルの向上はめまぐるしく、もはや責任転嫁で時給を頂いている様なこの生活に慣れてしまった私は、リスクを背負う事を拒んでは暖かい布団で眠りにつくんだろう。これから先も、ずっと。




あの頃描いてた青春とやらが訪れるのを待って早何年過ぎたのだろうか。まだ私の思考はそこに居て、指を咥えて何かを待っている。時代は私を社会へ流して行くのに、幼心は御留守番、そのまま死んでいくのだろうか。




あの頃に戻りたいなんて最早戯言。時間は逆には戻ってはくれない。この後悔はもうここまでにしよう。これから先は今だけを見て、今できることを未来に繋げるために行動しよう。そう思えるのなら私は成長出来たんじゃないか。



金に怖気付くことはない。
大事なのは、そう今で云うバイブスそのものなのだ。




元気ならば、それでいい。
(明るければ自ずと福も付いてくる)




誰よりも明るく健気であれ。
誰かの為に尽くせるのであれば、私は私なりの使命を果たすことが出来るのであります。