こんばんは

日を跨いだので
正確には昨日のことになりますが
今日は終戦の日でした

小学生の頃
「この日は終戦の日ではない!
敗戦の日だ!」
と何度も主張する先生がいました

未だにその方が何を意図して
そのような発言をされたのか
分かりません

でも
毎年この日にはその言葉が
思い起こされます



終戦の日
戦没者を慰霊し
平和を祈ります

多くの人がそうします

私たちには
それが当然のようでした

でも
少しずつ人が入れ替わり
戦争を経験した人が減り
戦争を学ばない若者が増えました

戦死した家族の遺品
自分ではきちんと保管できなくて
手放す人が多くなっているそうです

後世へ記録として保存し
そこからこれからの人が
何かを感じ取って欲しい…
そう願う遺族は資料館などに
遺品の寄贈を申し出ますが
その維持保存にも経費がかかるし
場所も必要になる
これ以上引き取るのは難しいと
断られることも多いそうです

それが流れ流れて…
今ではそのような遺品が
ネットオークションで
安価で取り引きされるそうです

コレクターがそれを購入し
兵士に憧れを募らせたり…
サバイバルゲーム好きの人が購入し
その遺品を身に付けて
サバイバルゲームに興じたり…
するそうです



ご遺族がそれを見たらどう思うでしょう…

その軍服を着て
自分の命をかけて戦わされ
そして亡くなっていかれた方が
いたのです

その水筒が空になってもなお歩を進め
人を殺さなければならなかった方が
いたのです

そのヘルメットを貫通した弾で
命を落とした方が
いたのです

私たちは
直接戦争を知りません
だから
そういう想像力をなくして
平和を実現することなどできないし
平和が当たり前ではないことを
感じることなどできないのです

今は戦争に直接巻き込まれてはいませんが
それはそんなに遠い世界
のことではありません

今でも
世界の至る所で紛争は起こっているし
日本をめぐる国際状況だって
安定はしていないのです

人を殺さなくては
自分の安全が保障されない戦争に
巻き込まれたり
突入したりしないために
自分たちにできることを考えなければ
この平和も
未来永劫ではないのだろうと
思います


平和を実現するために
自分に何ができるのか…
そんなことを考える
毎年のこの日

今年も暑い一日が
過ぎていきました

青い空でした