本当はこっちをくわえさせたかった昨日0

《本当はこっちをくわえさせたかった昨日》

赤い薔薇を。
エフェクト「アモルフレーズ(カラーチェンジA)」のメッセージ“ROSES are RED”に合わせて。

昨日は、コーデバトルのエントリー条件で1月FIREの『Urban Snow Harmony』(都会の雪の調和)の男性用と女性用の中から2点使用をクリアのため、アクセのドーナツ「シルクロフレサ」を身につけさせたので使えなかった。

取引先接待に遅刻しそうなリーマン二人〜アバプリ〜0

《取引先に遅刻しそうなリーマン二人〜アバプリ〜》

 そっくりな顔にお揃(そろ)いの髪型……超純和風なチョンマゲに、リーマンスーツ、リーマンシューズ、リーマンウォッチ、リーマンバッグのリーマン尽くしファッションに、あえてカジュアル寄りのタイロッケンコート(トレンチコートの原型と言われている、ボタンやジッパーでなくベルトを締めて留めるタイプのコート)を合わせるところまで同じ格好の青年男性が二人。横に並んで、両側に洒落た外観の建物が立ち並ぶ石で舗装された路地を急ぎ足で歩いている。
 二人の違いといえば、正面から向かって左側の方がマスクとマフラーを身に付けていて、もう片方はそうではない、といったところか。

 そんな二人はなんと双子でもなければ兄弟でもなく、従兄弟同士とかの親戚でもなく、たまたま同期として入社した会社で出会った、ただの同僚であるというから驚きだ。
 戸籍上は兄弟でなくても、生まれてすぐ片方が特別養子に出されたとかの生き別れの可能性もあるが、今のところそういった事実が明らかになったということもない。

「……おい、間に合いそうか?」

「なんとかギリギリになってしまうが間に合いそうだ」

 左側の男性が早足で歩きながら腕時計を見ながら隣に声をかけ、それに右側の男性がやはりこちらも同様に腕時計を見ながら応える。その両者の声は、他人の空似でありながらも体格や骨格まで似ている同士だからかよく似ている。

「すまんな、俺が風邪気味で途中で薬局に行って風邪薬を買っていたせいで」

「それは仕方ない。取引先の接待の席でゴホゴホ咳(せき)して鼻水ズルズルはまずいだろう?」

「だがお前だけでも先に行っても良かったのに……」

「いや、今日の接待では先方の希望で、俺とお前の二人揃(そろって見てみたいとのことだったからな。
 俺だけ先に行って事情を説明しておくのもありだっただろうが、残したお前に何かあったら先方の希望にも添(そ)えなくなるからな?」

「すまない」

「とにかく、今は遅刻しないように急ぐ方が先決だ」

「ああ、そうだな」

「だが、薬が効いてるとはいえ無理はするなよ?」

「わかっている」

※※これはフィクションです※※

是はさん(右)とp📷qω,,´)パシャ

アバプリ送るミッションでご一緒させてもらいました(͈ˬ͈)*

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