連休2日目
その日は昼に用事を済ませて
夕方からは知人の演奏会に
友人と行く予定でした

用事の合間にお昼を食べていると
会社からの電話が鳴りました

会社はお休みだから
個人の携帯からかかる電話があっても
会社からといことはないはず…
嫌な予感がしました

出ると直属ではありませんが
隣の部署の上司でした

同じ会社の方が亡くなったのです
訃報連絡のために会社に出てきて
連絡をくれたのです

その方は昨年の6月に入院されてから
ずっと闘病されていました

もしかしたら
病状が思わしくないのかもしれない
と思ってはいたけど…



まだ現職でした



接点はさほど多くはありませんでしたが
お世話になったこともあり
穏やかで優しい方でした
衝撃が強くて気持ちは言葉にできません

演奏会行きをキャンセルして
お通夜に向かいました



少し前に亡くなった父のことも思い出され
喪失感が心を襲ってきました


連休3日目
やはり用事がありましたがキャンセルして
告別式に参列しました

お通夜も告別式も
数日前「良い連休を!」と言って
別れた人々だけでなく
既に他へ異動してしまった人まで一堂に会し
みんなで故人を送りました

こんな風に集合がかかるなんて
思ってもみませんでした

あの完全に不可逆的なお別れが
またやってくるとは思ってもみませんでした

他からの参列者の方々も含めみんな
早過ぎる旅立ちにショックを受けました

後輩たちがたくさん泣きました
私たちも泣きました

変な話だけど
ああ こんな時は泣いてもいいんだな…
と当たり前のことを思いました

父の時はなんだか茫然とし過ぎて
涙が出なかったから…
後になって夜中にひとりで泣いたから…

帰ったら
陸上の小出監督の告別式も同じ日で
高橋尚子さんが弔辞を述べるようすが
ニュースで流れました

哀しくて
また泣きました

その人の在りし日を私たちは忘れません
ご冥福をお祈りします