スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

お花見



好きな花はたくさんありますが
木に咲く花では藤と並び
最も好きな花です

でも
見頃が実に短い…

どんなに頑張っても
2回の週末に見頃が跨ることはありません

だからこそ
美しいと思うのかもしれません

その花の散る様子に
穏やかではいられない心を詠んだ
百人一首にある
紀友則の一首もお気に入りです


そんな訳で
今日はお花見を予定していました



でも
このところお仕事がキツかったせいか
ここ10日ほど具合がよくありません

時には胃がしくしく痛み
時には腹痛の後に下したりして
食べるのが怖いくらいでした

食べてますけどね


ちょっと疲れが溜まってるな…
という自覚はある訳で…

それを言外に察した彼は
行きたいねとと言っていたお花見を
断ってきました

そして
間に合っていないお仕事のために
私は会社へ…

もうお花見は無理かな…
と思ったりもしましたが
お仕事が終わるのを待っていてくれた彼と
手を繋いて桜の下をお散歩しました

ここ2週間のお仕事の疲れが
抜けて行く気がしました

イガイガしていた心も穏やかになりました

幸せな気持ちになりました

この時間は私にとって大切な時間です

こんな風に心が落ち着く時間は
他にはありません

でも
人には持っている時間に限りがあります
1日は24時間で
1週間は7日で
1か月は30日ほどしか無いのです

こんな時間を大切に思う一方で
私はお仕事をきちんとしたいとも思うし
旅行が好きな母に一緒にいてあげたい
とも思うし
そして
友人とも会いたいと思うのです

そして
そうした結果
大切に思ってる時間が
なかなか取れなくなったりするのです

この時間が大切なら
他のことを諦めればいいのだけど
どれも諦めれることができなくて…

それは
会社で必要とされたいとか
親孝行をしたいとか…
そして
独りになりたくないから
人と繋がっていたいと思うから
なのだけど

それが結果として
この大切な時間を軽視していることに
なるのかもしれない…
と思うと心がざわざわするのです

彼も忙しい人だけど
お休みがない訳ではない

ただ
忙しいからお休みが取れる日は
何か月も前には決まっていなくて
休める日が分かる頃には
私が他の予定を埋めてしまっていたりして
思うように会えなかったりするのです

彼との時間を取るためには
他のことを削らなければいけません

人との繋がりを薄くすると
独りになってしまうのではと不安で
なかなかそれができない自分が
情けなくて…



隣で桜を眺めながらビールを飲む彼を
幸せな気持ちと切ない気持ちが
混在した複雑な心境で眺めたのでした


今年も
美しい桜をありがとうございます


































前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2019年04月 >>
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30