こんばんは、亜紋です。
亜紋は小説を書く際に、思いついたネタをノートに書き溜めていく習性があるのですが、なにかネタはないかとネタノートをめくっていたらこんなネタが…
クルル貴族パロ
そういえばこんなネタ考えてたよ。
まだケロロ軍曹扱ってる時にこんなネタ考えてたよ!!
ほんのちょびっとだけ話も書いてあるネタなので、ここで出してしまおうかと思います。
では追記からどうぞ→
ねぇ、お聞きになられて?王太子殿下にご結婚の話が出ているそうですわよ
えぇ、勿論聞きましたわ
お相手はオーストリア女帝の姫君だとか
まだフランス語が上手にお話になれないみたいですけれど大丈夫なのかしら
乳臭い姫君がこの宮殿で一番の女性になるのかと思うと気が滅入りますわ
それでも宮廷で大きな顔をしている厚かましい愛妾よりはマシですわ
フランスとオーストリアが同盟を結ぶことになった。とうとう長い戦争が終わる。オーストリアの女帝は末の姫をフランス王太子の元へ嫁がせることを決意し、フランス国王はそれを受諾したのだ。
ちょっと聞いたかい?オーストリアの女帝の姫君が輿入れしてくるらしいよ!
宮殿にゃ毎日豪華な装飾品が運び込まれているんだと
一体どんな姫君だろうね?
そりゃあフランスに幸福を運んできてくれるお方に違いないさ!!
「………」
長い金髪を風に靡かせながらパリの街を歩く青年、クルルは眉間に皺を寄せて人々の話を聞いていた。宮廷でも夜会でもオペラ座でも、何処へ行っても人々の話題は輿入れしてくるオーストリアの姫君のことばかり。
(いい加減聞き飽きたぜ…)
オーストリアから姫が一人嫁いできた所でなにも変わりはしない。国王ルイ15世は愛妾に夢中で政治を放り出し、その愛妾の為に巨額の富を国庫から出している。大臣や娘達、国民にも見放された国王。今更敵国と同盟を結んだ所でなんになる。かつて太陽王と呼ばれたルイ14世が築き上げたベルサイユ宮殿も、今や愛妾の一言で大臣が決まる堕落した宮廷と化していた。
(敵国の姫が嫁いでくりゃ愛妾の天下が終わるとでも思ってんのか?)
どうせ愛妾が国王に泣き付いて女同士の争いが始まるに決まってる―――喜々としている民衆を尻目にクルルは心の中で毒づく。
ここまで書いてありました。
これ、いつか骸か白蘭か風師匠相手でやりたいですね。