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骸成り代わり編 限界突破!〜仲間外れはいけません(意訳:お前だけいい思いなんてさせねーよ!!)〜

舞い散る砂塵






響き渡る爆発音






そして怒声






「俺は誰よりも10代目をお慕いしている!!お前らはお呼びじゃねーんだよ!!」


「ん〜こればっかりは譲れないのな」


「何、寝ぼけたこと言ってるの。あの草食動物は僕のものだよ」


「よくわからんが、極限俺も参加する!!」




上から嵐の守護者こと獄寺隼人
雨の守護者こと山本武
雲の守護者こと雲雀恭弥
晴れの守護者こと笹川了平

今日も今日とて並中のグラウンドではチキチキ綱吉争奪戦が繰り広げられていた。




「うわーー!!お願いだから止めてーー!!」


大声で叫んだところで止まることなどありえないとこれまでの経験上分かっていても、叫ばずにはいられない景ひ、失礼、綱吉くん。


「10代目大丈夫です!こいつらは俺が果たしますから!!」


「全然大丈夫じゃないし!!」


「わりーツナ!すぐ片付けるからちょっと待っててな」


「片付けないでいいから!!」


「咬み殺す」


「咬み殺さないでください!!」


「極限っっ!!」


「極限止めてーー!!」


「チョリーッス!綱吉くんと愉快な仲間達☆」


「む、骸!?なんでここに!?ま、まさかあれに参加するとか言い出さないよね!?」


「言い出さない、言い出さない」


「よ、よかった〜。じゃあ、なんでここにいるの?」


「美咲とクロームが京子ちゃん達とケーキ食べに行くから、それの付き添い。まっ所謂、虫除けってやつ」


「……そうなんだ…いいなぁ…」


「あー……まっ、ファイト!」


「軽っ!!人事だと思いやがって!」


「いや、だって、事実、人事だし」


後に、その時骸は何かが切れる音を聞いたという。


「仲間はずれはよくないよな、うん。みんなぁー今まで黙っててごめん!実は俺、骸のことが好きなんだ!」


「ちょ、な、何言い出しちゃってるの!?綱吉さん!!」


綱吉が叫んだと同時に4人の視線が骸を貫き


「くっそっ!!覚えてろよ!綱吉!!」


悪態とともに骸は逃げ出した。


ものずごい全速力で。


「骸、ファイト!」


綱吉の表情はここ最近稀にみる爽やかさだった。

ツナパパ編 侮ってはいけません

「おじさん、おばさん…いえ、お義父さん、お義母さん、英子さんを俺にください」


「うむ/はい、どうぞ」(即答)


「ありがとうございます」


「ちょ、まっ、なんか凄く軽くない!?せめて即答するのは止めてよ!!」


「だってねえ、お父さん?」


「うむ」


「前々から、お父さんと話してたのよ。ツナ君が英子を嫁にもらってくれないかしらって、ね?」


「うむ」


「なんで!?こう言っちゃあ、難だけど…綱吉のとこに嫁いでも斜向かいには住まないよ?イタリアに行っちゃうよ?」


「ちゃんと分かってるわよ」


「うむ。パパも分かってる」


「じゃあ、なんで!?」


「だって、ねえ…英子って私達に遠慮してるところがあるでしょ」


「うむ。パパ、ちょっと寂しい」


「………知ってたんだ」


「何年、英子の親やってると思ってるの」


「うむ。パパもママもちゃんと英子のこと見てるぞ」


「父さん、母さん……」


「で、ね。でも、英子ってツナ君には遠慮しないでしょ。むしろ容赦ないわよね」


「あははは……ご存知でしたのね」


「うふふふ。それでね、英子はツナ君にだけは甘えられるのねって。まあ、ちょっと屈折してるとは思わないでもないけれどね、そこはほら、愛の力でカバーよね!」


「うむ。パパはツナ君が羨ましい」


「完敗です…」


「両親のお墨付きだし、安心して嫁においで」


「……はーい」




******

英子さんの両親(橘夫妻)


父(橘 光太郎)

一見、無口で無表情でとても厳しい人に思われるが、実際は口下手で表情筋が固いだけ。
中身はほのぼのとした人で少し天然っぽいところもあったりする。


母(橘 幸子)
奈々さんに負けず劣らず天然さん。
童顔とまではいかないけれど実年齢より若く見られる。
お父さん(光太郎さん)のほぼ無表情といえる表情から気持ちを読み取ることができるすごい人。


更新

隠し子編

3話移動あぷ

隠し子編 愛しさを免罪符にして(綱吉視点)

その一報を耳にした時、俺は凍りついた。






――――エイジ君が撃たれ、意識不明の重症――――






「……どこのどいつらがやったんだ!?」


「落ち着け、ダメツナが」


「落ち着け?ふざけるな!!自分の息子がそんな目にあって冷静でいられるような親なんていない!!」


「じゃあ、どこのどいつらがやったのか分かったらお前はどうするって言うんだ?単身乗り込んでその馬鹿共を殺すのか?」


「……そうだ、と言ったら?」


「馬鹿が!!お前が動くってことはな、ボンゴレが動くってことなんだぞ!!後継者でもなんでもねえーガキ一人の為に全面戦争起こす気か!?」


「くそっっ!!………あの子は…あの子は、俺の子だ。俺の息子なんだ……」


「ああ…あいつは紛れもなくお前の息子だ。ディーノの娘を庇って、代わりに撃たれるような見事なダメっぷりだ。だからな、あいつの傍に行ってついててやれ。そしてあいつが目を覚ましたら、ねっちょりしかってやれ。俺が許す。なに、後のことは気にするな。全部ディーノに押し付ける。そもそも狙われたのはエイジではなくエレナの方なんだ。ボンゴレではなくキャッバローネが動くってーのが筋だ」


「………わかった」


「……ったく、親子そろってダメダメだな」






*******






エイジ君が目を覚まし、泣くつもりなんてこれっぽっちもなかったのに泣いてしまった…
大の大人がみっともなく、わんわんと。




「…ん………と、父さん!?何で泣いてるの!?」


「何で、って、エ、イジくんが、撃たれた、からに。決まってる、だろ」


「いや、あの、その、ごめんなさい!だから泣かないで、父さん」


「あ、やまらな、いでよ。あやまらなきゃ、いけないのは、父さんの方なんだから」


「えぇー!!なんで!?」






マフィアのボスになって


力という力はこの手にあるのに


自分の息子の事なのに


その力を使えない


下手をすると


一般人以上に何もできない


不甲斐無い


情けない






本当は俺の傍にいない方が安全なんだ…



だけど



手放したくないんだ



愛しいいんだ



「悪いのは襲撃してきた奴らであって、父さんは何も悪くないよ。だから謝らないで。そして泣かないで。父さんがいつまでも泣いてると俺も泣いちゃうよ?」



腕を動かすのも辛いだろうに


俺の涙を拭う


君が愛しいいんだ






◆◇◆◇◆◇

なんか、変な方向に走ってるような…
近親相姦的な方向に…


親子愛です!!
なんと思われようが親子愛です!!

更新?

アンケートを設置してみました。
更新には関係ありませんが、よろしければお答えくださると嬉しいです。


アンケート期間は8月いっぱいです。
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