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家族ゲーム#4

第二章の始まり.

TV誌にもそんなワードがありましたが,まさにという感じの内容でした.

今回は,先生が沼田家,慎一くんへと狙いをシフトしたのもよく分かる回でしたね.

もしかしたら,先生の狙いは最初から慎一くんだったのではないかと思うぐらいで.

第1話の「君の方が問題児だと思ってたから」,第2話の「君の番だよ」,先生は最初から欠陥を見抜いて狙いを定めていたのかもしれません.

今考えると先生の言葉が伏線だったのかなと思いました.

そして,いよいよメスを入れるときがきた,そんな風に感じる回でした.

その慎一くんがかぶっている仮面にも亀裂が入り,マキとのやり取りや先生との腹の探り合いによって徐々に本性が垣間見えてきたように思います.

自分以外誰も信じていないと言う慎一くんが,沼田家の鍵であることを見抜いた先生.

先生の仕掛けた罠で沼田家がどう転がるかも,慎一くんにかかっているように思いました.

お父さんとお母さんに対してそれぞれ違う証言をしたり,あえて関係の修復をさせてから突き落としたりと,本格的に沼田家を壊そうとしているのが窺える回で,まさに「家族ゲーム」が始まった感じがしました.


ラブリーな展開から衝撃のラストへ.

丸く収まるとは思っていませんでしたが,そうきたかと驚きました.

ただ,サイトの管理人マキ=浅海舞香という解釈でいいのか,まずそこの疑問から浮かびましたね.

メールの内容と浅海さんが繋がらないのもありますし,何より吉本荒野に恨みを持っている彼女がなぜ沼田家に近づいたのかも疑問.

はっきりとした目的が分からない彼女の登場により,謎が一気に増えました.

3話で一緒に食事をしたとき,慎一くんは塾に行っていて確かに面識はありませんが,あのサイトを作ったマキと浅海さんが同一人物であるなら,あの時点で先生の存在には気づいているわけですし,あんなに普通に接しているのが不気味で仕方がないんですよね.

マキ=浅海さんとするなら,先生が沼田家にいるのを知っていてお父さんに近づいたのか.

はたまた,すべてが先生と彼女の演出なのか.

あそこまで人のことを調べ上げる先生が,サイトの存在を本当に知らなかったのかも疑問ですし,何よりあのサイトを知った時点で何かしらの手を打っていそうですし,あの洞察力があれば慎一くんの行動も見抜いているのではないかと思うのですよね.

すべてを知っていて演技しているのは誰なのか.

あえて,マキと慎一くんを接触させるための演出のような気がしてなりません.

考えれば考えるほど,もがけばもがくほと,先生の罠に絡まっていっていくようです.

まんまと騙されている感じですね(笑)


そして,先生の過去も少しずつではありますが見えてきました.

推測でしかないけれど,助けを求めていた生徒を,救えたはずの生徒を見捨てて,自殺に追いやってしまったのでしょうか.

あの生徒と,もう1人の“吉本荒野”がどう繋がるのか.

「共犯」という言葉から考えると,“吉本荒野”が彼をいじめて自殺に追いやった張本人なのか.

この2人と,管理人のマキ,そして先生がどう繋がるのか.

その線上に沼田家はいるのか.

やはりまだ点のままで,何一つ繋がりませんが,あの生徒からすべてのストーリーが始まったのは確かでしょうね.


後半,慎一くんに詰め寄って畳み掛けるように言っていた言葉.

「この国自体が歪んでるんだからしょうがない.
今の時代に真っ当な教育なんか通じるわけがないんだよ.」

「考えることを放棄して,周りの意見に流されてるだけじゃないのか?」

「だったら,歴史の授業を例に取ってみよう.

人類の誕生から始めて俺たちに身近で重要なはずの近代史は,なぜか3学期に駆け足で終わらせる.
100年も経っていない首相の暗殺事件でさえ教科書では,たった数行しか語られない.
どんな背景があって,どんな思いがあって殺されたのか.
本来はそういうことを学ぶべきなんじゃないのか?
でも,誰もそれをおかしいとは思わない.

なぜなら,そんな詰め込み式の教育でも社会がそれなりに機能していたからだ.
だがその歪みは,アイデンティティーの喪失として表れた.
自分のルーツを曖昧にしか理解できていない俺たちは,自分に自信が持てなくなり,戦うことを怖れて他人と同調するようになった.

メディアに踊らされて一方的な意見で物事をくくりたがるのが,その最たる例だ.
俺たちはいつの間にか個性を奪われて,誰かに依存しなければ生きていけない骨抜きにされているんだよ」

「そんな教育を受けて平和ぼけに浸かっている人間が無意識のうちに,悪意だと感じない悪意で!
汚れなき弱者を追い詰めているんだ」


至極真っ当で,突き刺さる言葉でした.

すべてが正しいとは思いませんが,心の底で思っていることを代弁してくれたようです.

圧倒的多数意見の中では,少数意見は浮いてしまう.

心の中で違うと思っていても周りに異論がなければ孤立を怖れて多数意見に同調しようとする.

同調する意見だけが歓迎され,異論を唱える者は浮いた存在となり除外される.

いじめを見て見ぬふりをしている傍観者が,まさにその例だと思いました.

知らず知らずのうちにその行動で人を傷つけているのかもしれないと思うと,「自分には関係ない」と切り捨てるのは罪かもしれません.


時折,先生が見せる苦しそうな表情と訴えかける言葉.

世の中に対してだけでなく,過去の自分自身に対して叫んでいる言葉だったのかもしれませんね.

何かをずっと悔いていて,それを償おうとしているように見えました.

少しずつ見えてきた過去が,今後どう展開して今に繋がるのか.

先生の過去が明らかになって,今の先生の言動が初めて理解できるのでしょうが,辛い現実なんだろうなと思います.


想像力と判断力の欠如した世の中に,先生の言動がどう響くか.

ドラマの世界だけでなく,ドラマを見た人たちがどうどう解釈するのか大変興味深いです.

見る人の立場によって感情移入する相手も違うでしょうし,色んな角度から色んな視点を持って見れる作品だと思うので,つくづく面白いドラマだと思いました.

5話も衝撃の内容になっていそうなので,非常に楽しみです.
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