ある日の昼。
俺は幼なじみ兼想い人
の祈里のもとへきていた。
『しょうちゃんまた来てんの?』
相変わらずの態度
だけど そんなところも
可愛いと思ってしまう
俺は末期だと自分でも
思っている。
「悪いかよ」
祈里と同じようなテンションで
言い返してみる。
『悪かないけどさ、私の家に結構な頻度で来るけど、そんなに…』
まさか俺が祈里を
好きだってことは
とっくに気づかれてたのか
と思ったが
『暇人なの?』
という予想外の回答。
びっくりしたじゃねーか
というのも心の中で
思っているだけ。
「ちげーよ」
素っ気ない返事。
自分でも分かってる。
『じゃあ何で来るの?』
とここで
祈里から一番聞かれたくなかったことを聞かれる…
「そ…それは。お前のことがs「しょうちゃんいらっしゃい」
俺話そうとした瞬間
祈里のお母さんが登場した。
『あ、ママ!』
まだママって呼んでるんだと
祈里の変わらない部分を
見つけしみじみとしてると
「いつも祈里がお世話になってます」
と祈里のお母さんに
挨拶されて
こちらこそ と
言おうとすると、
『違うよ、私がお世話してんの!』
と
頬っぺた膨らませた
祈里に言われた
「はぁ…」
想いはなかなか
伝わりません
(しょうちゃんいつでも祈里のお婿さんに来ていいわよ)(ママ何言ってんの!?)((本当にそうなりたいと思ってはいけないか?))