震災から2年.
3月11日,翔くんは被災地である福島県大熊町を訪れていました.
人の居ない町.
あの日のまま時が止まった町.
以前の風景とそう大きく変わらない町並みなのに,人の姿だけがありませんでした.
目に見えない恐怖がいかに人々の帰郷を阻んでいるか,復興を遮る壁になっているか,静まり返った街が投げかける問題はあまりにも大きかったです.
まだ2年.
しかし,2年も経ったのに変わらない現実が横たわっている.
被災地からの距離と時間の経過がもたらす影響は大きい.
しかし,それによって気持ちや関心が薄れていくのは恐ろしいことです.
3月11日,“年に一度”,この日を過ぎたら「はい,終わり」,年々過去のことになっていくのではないかと不安を感じながら,変わらないままの被災地を見ていました.
変わっていくのが人の心であってはいけない.
勝手に区切りをつけてはいけない.
そう強く思いました.
あの日と変わらず,同じ場所に立って伝え続けてくれている翔くん.
その意味を今一度噛みしめました.
防護服を身に纏った姿を見て,改めて感じることが,現実を見つめることができました.
辛い現実を目の前にした翔くんの目が,何よりも語りかけてくれました.
時間と共に風化するのではなく,今を,現実を見つめながら,一緒に進めたら.復興に近づけたら.
もう一度あの日の思いと共にこれからを歩みたいと強く感じました.
伝え続けてくれて,ありがとう.
ZEROを見ている方ならご存知だと思いますが,是非こちらのブログを拝見してみてください.
金杉さんが知る,翔くんの思いが綴られています.
【金杉文夫のリョーガン・マーケット(竜頷市場)】
櫻井翔レポート!大熊町の「今」