まだ全てを消化しきれないけれど,きっと歳を重ねるこどに少しずつ消化していけるような気がします.
翔くんと正平さんにたくさんの拍手と感謝を.
長い間,本当にお疲れさまでした.
感想には程遠いですが,今の段階で感じたことを残しています.
追記にてどうぞ.
正平さんが最期に見た風景はどんな風景だったのかな.
家族に看取ってもらいながら最期を迎えられたのかな.
お義姉さんもその場にいたのかな.
最後のナレーションを処理しきれず,暫く涙が止まりませんでした.
35歳….
正平さんにはもっと長く生きていてほしかった.
教師としてもっと日本の未来を見ていてほしかった.
黒板の前に立ち,生き生きとした表情の正平先生を見ると,もっとその姿を見ていたかったと,強く思いました.
子供たちに向けた笑顔が目に焼きついて離れません.
復職してからの5年,その5年間で正平先生が伝えたかったこと,教えたかったこと,子供たちに未来を託すことはできたのかな.
その5年は,幸せな時間だったのかな.
後悔と葛藤を抱えて,それでも子供たちと自分と過去と未来と向き合い続けた正平先生の5年間が,希望に満ち溢れた日々であったことを願ってやみません.
フィクションではありますが,確かにあの時代を正平先生は生きていました.
まるで実際に教えてもらったようなそんな感覚になり,言葉ひとつひとつが苦しく,嬉しかったです.
翔くんの想いと撮影の1ヶ月半と共に,正平先生とこの作品と向き合えたこと,本当に貴重で幸せな体験をしたと感じています.
正平先生の意志を継いで教壇に立つ後藤先生が,正平先生の生きた証で希望なのだと.
正平先生が命をかけて守ろうとした学校は死んだりしない.
現実は残酷で,時代も人も変わってゆくけれど,想いは死んだりしない.
未来を託された後藤先生の中には正平先生が生きていて,今度は彼が子供たちの先を生きて導いてくれるから.
未来を,希望を伝えてくれるはずだから.
簡単なことじゃない.
人と人が向き合うことも,生きることも.
それでも,何度でも立ち上がってやり直せると,教えてくれたから.
「先生は,ここでずっと見ている」
今も見てくれているよね,先生.
もがき苦しみながらあの時代を生きた人がいる,希望を見出して立ち上がってくれた人がいる.
だから,今日が,今がある.
白濱先生,私は未来で生きているよ.
私にとって忘れなれない先生の1人に,白濱正平先生がいます.
大人になって忘れかけていた大切なことを学ぶことができました.
ありがとう,先生.
本当に,本当にありがとうございました.
私に子供ができたら,必ず,必ず観せます.
忘れたりしない.歴史の1ページになんてしない.